COLUMNリフォーム豆知識
キッチン 2020.09.30

キッチンリフォームの費用相場はいくら?価格帯別のリフォームもご紹介

キッチンリフォームの費用相場はいくら?価格帯別のリフォームもご紹介

「そろそろキッチンをリフォームしたいけれど、予算はどのくらい用意したらいいの?」という方はいらっしゃいませんか。キッチンリフォームは選ぶキッチンや工事範囲によって価格差が生まれやすいため、相場感を知っておくと安心です。

今回は、キッチンリフォームの平均総額から、キッチンの種類別の費用相場、工事費の目安などをわかりやすくまとめました。ご予算ごとにできるリフォームの内容もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

キッチンリフォームの費用相場

キッチンリフォームの費用は、選ぶシステムキッチンの種類・グレード、工事内容・範囲によって決まります。キッチンリフォーム全体の相場、キッチンの種類別の相場、工事費の目安を順に見ていきましょう。

キッチンリフォームの平均費用

まずは、キッチンリフォーム総額の相場です。

当社の傾向をまとめると、100万円未満でキッチンリフォームをされる方が2割弱、100万円以上~200万未満の方が5割程度、200万円以上の方が3割強という割合です。

鈴与ホームパル

100万円以上〜200万円未満の範囲でキッチンリフォームをされる方が最も多いです。

キッチンリフォームの費用目安

キッチン本体費用目安
I型キッチンの交換(壁付け・対面)50万円~150万円
L型キッチンの交換80万円~180万円
アイランドキッチン・
ペニンシュラキッチンへリフォーム
150万円~250万円
※工事費込み

今お使いのキッチンの種類と、新しくするキッチンの種類によっても費用は異なります。

一番費用を抑えやすいのは、I型キッチンをI型キッチンに交換するケースです。キッチンリフォームでは、同じ型のキッチンを選んだほうが工事の作業量が少ないことから、コストダウンを図りやすくなります。

またI型キッチンは、キッチンの中で最もシンプルかつポピュラーな型なので、本体価格を抑えやすいという特徴も。

一方、費用が高くなりやすいのが、他の型からアイランドキッチンやペニンシュラキッチンにリフォームする場合。アイランドキッチンなどは本体価格が高い傾向にあり、キッチンの配置を変えることから工事も大掛かりなものになります。

なお、同じ型の中で金額に幅があるのは、主にキッチンのグレードやオプションによるもの。コンロや換気扇などのグレードを上げたり、標準仕様にない食洗機やカウンターなどを付けたりすれば、その分料金は高くなります。

キッチン工事費用

キッチンリフォームの工事は、「基本工事」と「追加工事・内装工事」に分けられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

基本工事

キッチン本体と並び、リフォームする際に必ずかかるのが、解体・撤去・設置といった基本の工事費用。平均的なキッチンの基本工事の相場は約30万円です

具体的な工事内容としては以下が挙げられます。

・既存キッチンの取り外し
・ガス・水道の配管や電気配線の整備
・キッチンを置く床下地の木工事

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チラシなどに表示されている工事価格には、配管など必要な工事費が入っていないこともあるため注意しましょう。

追加工事・内装工事

内装工事費は、キッチン周りの壁紙やフローリングを新しくするときや、キッチンの場所を変える大掛かりなリフォームをするときにかかる費用です。

内装工事費は、施主様によってケースバイケースのため一概に相場を出すことができません

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ご希望があれば、カーテンなどのインテリアの交換、窓の改修、段差のある勝手口をフラットにする工事を行うこともあるからです。

内装工事は、単にキッチンを交換したいときには必要ありません。しかし、キッチンが新品になると周辺の汚れや古さが目立ってきてしまうため、簡単な内装工事を希望される方は多いです。

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工事費は、チラシに表示された金額に収まらないケースも多々あります。内装工事と解体・設置工事の分として、表示価格のプラス30%くらいを見ておくと安心です。

【価格帯別】キッチンリフォームの内容

価格目安※できる施工内容
30万円未満・ガスコンロやレンジフードの交換
・ガスコンロからIHへの交換
・食器洗い乾燥機の交換
70万円~150万円未満・キッチン本体のリフォームがメイン
・キッチンの種類によっては、内装リフォームも可能
150万円以上~200万円未満・キッチン本体の交換のほか、内装のリフォームが可能
・キッチンの種類によっては、レイアウト変更等も可能
200万円以上・キッチンのレイアウト変更が可能
・デザインや機能にこだわれる
(キッチンのグレードを高いものにできる
※目安は、本体+基本工事+内装工事など含めた価格になります

予算に対してどのくらいのリフォームが可能なのかも知っておきましょう。価格帯別に行える施工内容をご紹介します。

30万円未満で行えるキッチンリフォーム

30万円未満で行えるキッチンリフォームは、部分的な設備や機器の交換などに限られます。たとえば、以下のようなリフォームが該当します。

・ガスコンロやレンジフードの交換
・ガスコンロからIHへの交換
・食器洗い乾燥機の交換/導入
・水栓の交換

システムキッチンは、本体にビルトインされた設備の交換も行えます。いずれも、必要な電気・ガス・水道の整備を含めて30万円以内で収まるケースがほとんどです。

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シンク下や収納部分を取り外せば、食洗機の後付けも可能です!

70万円~150万円未満で行えるキッチンリフォーム

70万円~150万円未満のリフォームになると、キッチン本体の交換ができるようになります。間取りや大きさはそのまま活かし、キッチン本体だけ新しくすることが可能です。

100万円以上の予算があれば、キッチン本体の色や機能の選択肢も増えます。また、キッチン本体の価格を抑えれば、内装リフォームも可能に。どこにお金をかけたいか、ご家族で話し合っておくといいでしょう。

150万円~200万未満で行えるキッチンリフォーム

150万円〜200万円未満のリフォームでは、キッチン本体と一緒に内装のリフォームも行えます。キッチン本体を新しくしつつ、キッチン全体の雰囲気を変えたいときは、このくらいの金額を見積もっておくといいでしょう。

また、70万円~150万円未満の予算のときよりも、キッチン本体のデザインや素材、機能にこだわることができます。ワンランク上のキッチンを選びたい方におすすめの価格帯です。

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キッチン本体の価格を抑えれば、レイアウト変更が可能な場合もあります。

200万円以上で行えるキッチンリフォーム

200万円以上になると、キッチン本体の交換に加え、キッチンのレイアウト変更も可能です。たとえば、壁付けキッチンからアイランドキッチンに変えることができます。

さらに、キッチン本体もデザインや機能性に優れたグレードの高いキッチンを選べるようになり、メーカーによっては最高級グレードのものを採用できることも。

そのほか、キッチンに合わせて背面収納を取り付けることも可能です。キッチンメーカーのキャビネットをはじめ、リフォーム会社による造作収納など、空間の雰囲気に応じてオーダーできます。

価格帯別のキッチンリフォームの詳細は、こちらのページでもご案内しています。

価格帯から探す>>

キッチンリフォームの費用に関してよくある疑問

キッチンリフォームの費用や工期について、お客様からよくいただく質問をまとめました。我が家をイメージしながらチェックしてみてくださいね。

戸建てとマンションで費用は変わる?

キッチンリフォームの基本工事には、養生費や運搬費も含まれます。

マンションは、管理規約によって養生の範囲が広く設定されていることがあるため、養生費が戸建てよりも2〜3万円高くなることがあります。

また、運搬費は階数やエレベータの有無によって変動するもの。マンションの状況によっては、1.5〜2万円アップすることがあります。

ただし、マンションのキッチンは取り替え工事が比較的簡単なため、総工事費用は戸建てと変わらないことも多いです。

マンションのキッチンリフォームの詳細は、こちらの記事でご紹介しています。

マンションのキッチンリフォームの費用相場は?注意点と施工事例もチェックしておこう>>

キッチンリフォームの費用を抑える方法はある?

キッチンリフォームでは、国や自治体の補助金制度を利用できる可能性があります。要件を満たせば費用を抑えることができるため、リフォーム検討時には必ずチェックしたいところです。

たとえば、国が行っている「こどもエコ住まい支援事業」では、以下のような設備を導入する場合に補助金を受け取れます。

・ビルトイン食洗機
・ビルトイン自動調理対応コンロ
・掃除しやすいレンジフード

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まずは、補助金制度の公式サイトで要件を確認してみましょう!

キッチンリフォームの補助金については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

キッチンリフォームに補助金は活用できる?条件や申請方法を解説>>

リフォームにかかる時間はどのくらい?

キッチンリフォームの工期は、工事内容によって異なります。工期の目安は以下のとおりです。

部分的な設備の交換・導入数時間から半日程度
キッチン本体のみを交換3日程度
キッチン本体の交換+周辺の床・壁のリフォーム3〜5日程度
キッチン本体の交換+レイアウト変更10日〜2週間程度

大掛かりなリフォームでなければ、3〜5日程度が目安です。また、キッチンリフォームは基本的に住みながら行うことができます。

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工事中はキッチンを使えませんが、卓上用調理器などを利用すれば自炊できます!

キッチンリフォーム中の過ごし方については、以下の記事を参考にしてみてください。

キッチンリフォームにかかる期間はどれくらい?工事中に住むことはできる?>>

キッチンリフォームの費用まとめ

キッチンリフォームは、選ぶキッチンや工事内容によって費用が変わります。キッチン本体はショールームで実物を確認したり、リフォーム事例を見たりして後悔のないものを選びましょう。

工事に関しては、金額だけでなく、信頼できる会社かどうかといった点も重視しましょう。安さを重視すると、不具合が出たりトラブルにつながったりする恐れもあります。

鈴与ホームパルでは、できないことは正直に伝え、代わりにきちんと代替案を提案することをポリシーにしています。金額は内訳明細書によって細かくお伝えするので、ご安心ください。

また、ガス工事はグループ会社の鈴与商事が担当するので、さまざまな面で安心してリフォームを進めていただけると自負しています。

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