キッチンリフォームの費用相場は? 見積もりの注意点もチェック!

キッチンをリフォームしたいけれど、どのくらいの費用がかかるのか分からず二の足を踏んでいる方はいませんか?
キッチンは水回りリフォームの中でも価格帯に幅が生じやすいため、相場感を知ることが大切です。
そこで今回は、キッチンリフォームの費用相場・費用の内訳・見積もりの注意点などを解説します。

キッチンリフォームをするとき、費用がわからずに失敗しないためのコツをお伝えします。
静岡・山梨・長野のキッチンリフォームの料金相場
キッチンのリフォーム費用は主に、キッチン本体(商品代)と工事費で構成されています。
さらに工事費は「解体・設置工事」と「内装工事」に分かれ、それぞれに費用相場があります。
キッチンリフォームの費用相場

I型キッチンの設置を例に費用相場を表にしました。
項目 | 費用の相場 |
キッチン本体(I型キッチン) | 40~60万円 |
既存キッチンの解体とキッチンの設置費用 | 30万円 |
内装工事 | お客様希望による |

項目ごとに詳しくご紹介します。
キッチン本体の費用相場

I 型を基準にした場合、キッチン本体の相場は約40〜60万円です。
システムキッチンは形状によって種類が分かれ、その中で「I型キッチン」タイプが最も選ばれています。
I型キッチンは、流し台・コンロ・調理台が一直線につながったシンプルな形状をしているため価格がリーズナブル。
加えて、壁付型と対面型の両方に対応できる万能なキッチンです。

実際、当社のお客様の7〜8割がI型キッチンを選択されています。
ただし、コンロや換気扇などのグレードを上げたり、標準仕様にはない食洗機やカウンターなどのオプションを付けたりすると、その分価格もアップします。
また、天板の素材を人造大理石に変えたり、引き出しの素材を木製から金属にしたりすることでも価格は上がります。
これらグレードアップやオプションにかかる費用は、数万円の場合もあれば、30〜50万円以上になることも。
LDK全体をリフォームする場合は工事の規模が変わります。どんなキッチン・空間に仕上げたいかで、費用は大きく異なってくるのです。

ちなみに、L型キッチンやアイランドキッチンの本体相場は約60〜90万円です。I型キッチンのおよそ1.5倍の相場感となります。
解体・設置工事の費用相場
キッチン本体と並び、リフォームする際に必ずかかるのが解体・設置工事費用。平均的なキッチンの解体・設置工事の相場は約30万円です。
具体的な作業内容としては以下が挙げられます。
・既存キッチンの取り外し
・ガス・水道の配管や電気配線の整備
・キッチンを置く床下地の木工事

なお、チラシなどに表示されている工事価格には、配管など必要な工事費が入っていないこともあるため注意しましょう。
内装工事の費用
内装工事費は、キッチン周りの壁紙やフローリングを新しくするときや、キッチンの場所を変える大掛かりなリフォームをするときにかかる費用です。
内装工事費は、施主様によってケースバイケースのため一概に相場を出すことができません。

ご希望があれば、カーテンなどのインテリアの交換、窓の改修、段差のある勝手口をフラットにする工事を行うこともあるからです。
内装工事は、単にキッチンを交換したいときには必要ありません。しかし、キッチンが新品になると周辺の汚れや古さが目立ってきてしまうため、簡単な内装工事を希望される方は多いです。

工事費は、チラシに表示された金額に収まらないケースも多々あります。内装工事と解体・設置工事の分として、表示価格のプラス30%くらいを見ておくと安心です。
キッチンリフォームにかかる費用の内訳について

キッチンリフォームにかかる費用の内訳を詳しく教えてもらえず、不安に感じた経験はありませんか?リフォームの費用は細かく算出できます。

以下、キッチンリフォームにかかる費用の内訳を工事の流れに沿ってまとめてみました。なお、名称や区分はリフォーム会社によって異なります。
仮設工事 | 床・壁・家財を傷つけないための養生費、 工事後の清掃費などの費用 |
解体工事 | 既存キッチンの解体や廃棄にかかる費用 |
キッチン設備 | キッチン設備の商品代 |
キッチン設備運搬費 | キッチン設備の運搬・搬入にかかる費用 |
ガス・水道・電気・大工工事 | ガス・水道の配管と電気配線の移設・延長・接続、 キッチンを設置する床の下地工事などにかかる費用 |
設置工事 | キッチンの組み立てや取り付けにかかる費用 |
内装工事 | 壁紙クロスや床の張り替えなど、内装にまつわる工事費 |
追加工事 | 既存設備の交換・補修にまつわる費用(ガス配管の劣化など) |
諸経費 | 印紙代、保険代、交通費などの経費や、現場監督費用など リフォーム会社の利益にまつわる費用 |
仮設工事〜設置工事までは必ずかかる費用です。
内装工事はお客様の希望に応じて、追加工事は既存キッチンを解体したあとに判明した設備の破損や不具合に応じて発生します。
諸経費は一般的に、リフォーム費用総額の何%と設定しているリフォーム会社が多いです。

ちなみに当社は5%に設定しています。
戸建てとマンションで異なる部分は、養生費と運搬費です。
マンションの場合、管理規約によって養生の範囲が広く設定されているケースがあるため、養生費が2〜3万円高くなることがあります。
また、運搬費は階数やエレベータの有無に関係するため、マンションの状況によって1.5〜2万円アップすることがあります。
ただし、マンションのキッチンは取り替え工事が比較的簡単なため、総工事費用は戸建てと変わらないことも多いです。

相場や内訳など費用面を理解すると漠然とした不安が消え、よりリフォームを楽しむことができますよ。
キッチンリフォームの見積もりの注意点

費用の相場感や内訳をお分かりいただけたら、次は見積もりの注意点についてです。見積もり依頼時、見積もり確認時のチェックポイントをご紹介します。

当社だけでなく、複数の会社様へ見積もりを取ることがあると思います。以下3つのポイントに注意しながら見積もりを進めてください。
注意点①予算と希望をはっきり伝える
キッチンリフォームは、設備の種類や工事範囲によって何パターンものリフォーム方法があります。
そのため、予算だけ・希望だけを伝えるだけではズレが生じ、結果的に満足のいかないリフォームになってしまいます。
見積もりを依頼するときは、予算と希望の両方をしっかり伝えることがポイントです。

たとえ少ない予算であっても、工夫次第で理想に近づくことができます。リフォーム会社の腕の見せ所です。
注意点②見積もり内容の項目をチェック
リフォームの見積書を見るときは総額だけでなく、名称・仕様・数量・単価・面積などがきちんと明記されているかもチェックします。
例えば、「工事費コミコミパック」など一式表記されている場合は、相場より高めに設定されている可能性があるだけでなく、手抜き工事の恐れもあります。
詳細が表記されていない場合は再提出をお願いしてみましょう。
また、請求・支払い時にトラブルになりやすい追加工事の確認も大切です。
どんな工事が起こり得るか、その工事の費用感や発生時にどういった対応をしてくれるのかなども細かく聞くことをおすすめします。
注意点③相見積もりを取る

チラシやインターネットで紹介されている安いプランも、見積もりを取ったら他社と変わらなかったというケースもあるからです。
相場より安すぎるところはそれなりの理由があります。
キッチン本体はメーカーから仕入れるため費用差が出にくいという背景を踏まえると、見積もりが安すぎる会社は人件費を削ってコストダウンを図っている可能性が高いです。
人件費の削減は工事の安全性や質につながります。後悔しないためにも、各社の見積もりを見比べて特徴をつかむことが大切です。

見積もりは、その会社が信頼できるかを見極める材料にもなります。
キッチンリフォームの費用まとめ
キッチンリフォームは、キッチン本体の設備やグレードもさることながら、表から見えない部分の工事の質が重要です。安さを重視すると後々トラブルにつながる恐れもあるため、慎重に決める必要があります。
既存の建物を生かすリフォームは、状態によって希望に応えられないことも少なくありません。
当社では、できないことは正直に伝え、代わりにきちんと代替案を提案することをポリシーにしています。金額は内訳明細書によって細かくお伝えし、納得いただいたうえで進めていきます。

当社を選んでいただいた理由として多いのが、「ここまで提案してくれる担当者さんはいなかった」「何より担当者さんを信頼できた」という声です。安さではなく、提案力・人材力が私たちの強みだと自負しています。
当社の強みの礎となっているのが、鈴与グループの一員であるという誇りと、安心して働ける環境です。社員だけでなく、協力会社のガス・水道・電気・大工工事の職人さんたちも同様の気持ちで取り組んでくれています。
また、絶対に事故があってはならないガス工事をグループ会社の鈴与商事が担当していることも当社の強みです。ぜひ、安心してお任せください。

リフォームは形がないだけに、会社によって費用も内容も異なります。長くお付き合いできるよう、信頼関係が非常に大事ですね