玄関ドアリフォームに補助金は使える?補助金の種類と注意点

「玄関ドアをリフォームしたいけれど、できるだけ費用を抑えたい」という方はいませんか?
そんな方におすすめしたいのが、補助金制度の利用です。リフォームのチラシなどで、補助金の案内を見かけたことのある方もいるかもしれません。
玄関ドアリフォームに活用できる補助金はいくつかあります。ただし、適用を受けるには一定の要件があり、玄関リフォームだけでは対象にならないことも。
今回は、玄関ドアリフォームに関する補助金の種類や注意点について分かりやすく解説します。

補助金を上手に活用して費用負担を減らしましょう。
玄関ドアリフォームに利用できる補助金の種類

玄関ドアリフォームで利用できる補助金は、主に以下の3つです。
・グリーン住宅ポイント制度
・次世代省エネ建材の実証支援事業
・地方自治体による補助金
それぞれ適用要件が異なります。以下で詳しく見ていきましょう。
グリーン住宅ポイント制度
グリーン住宅ポイント制度は、省エネ、断熱、耐震、バリアフリーなどを目的としたリフォームで活用できる制度です。
補助金額は1ポイント1円相当のポイント制で、工事内容によって付与されるポイントが異なります。概要を以下にまとめました。
対象工事 | 開口部の断熱改修 |
---|---|
補助金額 | 上限額は世帯に応じて 300,000〜600,000ポイント |
対象期間 | 2021年10月31日まで |
注意点 | 50,000ポイント未満の リフォームは補助金対象外 |
この制度で玄関ドアリフォームが対象になるのは「開口部の断熱改修」という項目です。断熱性の高い玄関ドアに交換するときなどに活用できます。
注意点としては、50,000ポイント未満のリフォームは対象外になること。
実は玄関リフォームは単体だと50,000ポイントに届きません。そのため、制度を利用するためには他のリフォームも一緒に行うことが前提となります。

玄関ドアの他にもリフォームしたい箇所があったときに検討してみましょう。
次世代省エネ建材支援事業
次世代省エネ建材支援事業では、断熱パネルを用いたり断熱工法で行ったりするリフォームをサポートしています。概要を以下にまとめました。
対象工事 | 玄関ドアや窓、 屋根や壁などの断熱改修 |
---|---|
補助金額 | リフォーム費用の1/2以内 上限額は125〜300万円 ※工事内容・住宅種別による |
公募期間 | 2021年10月29日までの先着順 ※2021年8月20現在 |
注意点 | 玄関ドア以外の箇所と セットで改修する必要がある |
こちらも、玄関ドア単体では補助の対象になりません。一部屋以上に断熱材を用いるなど、わりと大掛かりなリフォームとセットで行うことが条件となっています。

上限額が高めなので、規模の大きなリフォームを検討している方に向いているでしょう。
地方自治体による補助金
上記2つの制度は国の補助金制度ですが、地方自治体が独自で行う補助金制度もあります。お住まいの地域の市区町村が実施していないか確認してみましょう。
自治体の補助金に限らず、ご紹介した補助金制度は内容が変わることがあります。リフォームを具体的に進めるタイミングで、あらためて運営元のHPを確認すると安心です。

予算が上限に達し、予定より早く終了することも。こまめにチェックしましょう。
補助金を活用するときに注意したいポイント

補助金制度は利用の条件がたくさんあるため、手順を間違えてしまわないか心配になりますよね。ここでは、制度を活用するにあたり、特に注意したいポイントをまとめました。
玄関ドア単体のリフォーム工事では補助金の活用は難しい
これまで紹介してきた通り、残念ながら玄関ドア単体のリフォームは、補助金の対象になりにくい傾向です。
補助金を活用したい場合は、他の箇所をリフォームするタイミングで玄関ドアのリフォームを行うなど、住まい全体のリフォームを考えながら計画立てることをおすすめします。

リフォーム会社の担当者と相談しながら進めていくといいでしょう。
申請するタイミング
一般的に、補助金制度はリフォーム前に申請することが多いです。申請が遅れたために受理されなかった、なんてことのないようにしましょう。
グリーン住宅ポイント制度はリフォーム後の申請となりますが、工事前と工事後の写真が必要になります。どのタイミングで申請するか、必要書類は何かなど、申請のルールをあらかじめ理解しておくとスムーズです。

補助金制度は、着工期限、完了期限なども設定されていることが多いです。工事のスケジュールにも気を配りましょう。
他の制度と併用可否
補助金を利用するにあたり見落としがちなのが、他の制度との併用可否。併用できないパターンもあるので注意しましょう。
例えば、国の補助金は、別の国の補助金との併用を不可にしているケースが多い傾向です。一方、国の補助金と地方自治体の補助金は併用可能だったりします。
いずれにしても、制度ごと独自の取り決めがあるので、しっかりチェクしておきましょう。

併用の可否については、サイトのQ&Aページをチェックしてみるといいかもしれません。
補助金を活用した玄関ドアリフォームの事例

玄関ドアリフォームで補助金を使える事例を見ていきましょう。ここでは、グリーン住宅ポイント制度利用時に行うことが多いリフォーム内容を紹介します。
・玄関ドア+内窓のリフォーム(1ヶ所ごとにポイントが貯まる)
・玄関ドア+お風呂のリフォーム
・玄関ドア+外壁のリフォーム
まず1つ目は、玄関ドア+内窓のリフォームです。
内窓1ヶ所ごとにポイントが付与されます。ポイント数は内窓の大きさに応じて、13,000〜20,000ポイント/1ヶ所です。
グリーン住宅ポイント制度は、50,000ポイント以上で補助金対象となります。玄関ドアリフォームのポイントが24,000〜28,000ポイントなので、内窓2ヶ所程度で補助金対象となる計算です。
その他、よくあるのがお風呂や外壁のリフォームと組み合わせるパターンです。高断熱浴槽への交換で24,000ポイント、外壁断熱工事は部分改修で50,000ポイント、全面改修で100,000ポイント付与されます。

内窓は断熱対策や結露対策に有効です。窓断熱がまだの方は、検討してみる価値は大いにあります。
玄関ドアリフォームの詳しい費用や施工事例が気になる方は、こちらのページも合わせてチェックしておきましょう。
【関連記事】
玄関ドアのリフォーム費用はどのくらい?ドアの選び方と事例も紹介! >>
玄関ドアリフォームの補助金まとめ
玄関ドアリフォームにまつわる補助金について解説しました。
工事のタイミングなどはリフォーム会社との連携が大切です。信頼できるリフォーム会社を選ぶことでストレスなく進めることができます。
鈴与ホームパルでは、価格面でも満足していただけるリフォームになるよう心がけています。リフォーム内容で費用を抑えたり、補助金を活用して費用負担を減らしたり、その都度よりよい方法を見つけてご提案させていただきます。
補助金は適用条件が複雑で、進め方に戸惑うこともあるかもしれません。
当社のアドバイザーたちはリフォーム補助金についてのノウハウも持っているため、少しでも不安に思うことがあれば、ぜひ遠慮なくお尋ねください。申請についてもお手伝いいたします。

「リフォームして良かった」と思っていただけるよう、きめ細やかにサポートさせていただきます。
当社では玄関ドアリフォームの施工を数多く行なっております。施工事例も掲載しておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
この記事のポイント | ・玄関ドアリフォームで補助金を活用したい場合は、 他のリフォームと一緒に行う必要がある ・お風呂や外壁、内窓などのリフォームと合わせて行うほうが 補助金を活用するケースが多い ・申請のタイミングや他制度との併用可否を確認しておくと安心 |