COLUMNリフォーム豆知識
トイレ 2024.07.12

トイレの壁紙リフォームの費用・クロスの選び方を解説

トイレの壁紙リフォームの費用・クロスの選び方を解説

トイレの壁紙をリフォームすることで、トイレの雰囲気は大きく変わります。しかし、壁紙リフォームは、トイレの構造や壁紙の種類によって費用や工期が異なるため、何から手をつければいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、トイレの壁紙リフォームを行うタイミングや費用、そしてリフォームする際のポイントについて詳しく解説します。

トイレの壁紙リフォームを行うタイミング

トイレの壁紙リフォームは一般的に、トイレ本体の交換と同時に実施されます。なぜなら、トイレの背面の壁紙はトイレを外した状態でないと張り替えられないためです。また、経年劣化した古い壁紙のままでは、新しく導入したトイレと調和しなくなってしまうことも理由の一つです。

鈴与ホームパルが請け負った事例としても、壁紙リフォームを単独で行うケースはあまりありません。

トイレの壁紙リフォームの費用・工期

費用3万円前後
工期半日

トイレの壁紙リフォームは、クロス代と施工費を含めて3万円前後が相場です。工期については、洗面台や収納などの設備の有無によって変わりますが、基本的には半日程度が目安になります。

リフォームの際、傷がつきにくいよう表面コートが施されていたり消臭機能が搭載されていたりする機能性の高いクロスは、現在の壁下地の優劣で仕上がりの精度に影響するので注意しましょう。

鈴与ホームパル

一面だけ色や柄を変えるアクセントクロスにする場合でも、全面同じ色や柄にする場合でも費用は変わりません。

トイレの壁紙クロスをリフォームする際のポイント

トイレの壁紙クロスをリフォームする際のポイントについて説明します。空間の見え方やデザイン、機能性、壁紙クロスの厚みなどに考慮しながら、リフォームを進めましょう。

空間の見え方とデザインで選ぶ

トイレの壁紙リフォームのデザインは、色と柄の2つの要素があります。トイレはコンパクトな空間だからこそ、色と柄の影響を受けやすいです。

ここでは、リフォーム専門店のホームパルが施工した事例を元に、圧迫感を感じない・おしゃれな空間となるデザインの選び方を5つ紹介します。

ベースカラーは明るめの色を選ぶ

トイレは1畳ほどのコンパクトな空間だからこそ、色によっては圧迫感を感じやすいです。黒や青、ブラウンといった濃い色を全面に使用すると、圧迫感を感じ狭く感じるだけでなく、閉鎖的な印象の空間になってしまうことがあります。

圧迫感が気になる方は、白やベージュ、淡いパステルブルーといった落ち着いた明るめの色を選択するといいでしょう。

柄物は小柄かつ色合いに気を付ける

柄物を選ぶ際は、小柄のデザインを選ぶと圧迫感を感じにくいです。複雑で大きな柄のクロスは、つなぎ目でデザインが切れて目についてしまうこともあります。ただし、大きな柄でも2枚目の画像のようなデザイン(細い縦縞)と色合いであれば広々とした空間になります。

また小柄でも濃い色やカラフルなデザインは圧迫感を感じやすいため、色合いにも注意すると良いでしょう。

濃い色やはっきりとしたデザインはアクセントで取り入れる

濃い色や柄の目立つはっきりとしたデザインは、全面ではなく一面、あるいは半分に取り入れると、圧迫感を感じにくいでしょう。

うまく取り入れれば、アクセントになり、個性的かつおしゃれな空間を実現できます。複雑かつ大きな柄も、一面だけであれば基本的に1枚で完結するため、つなぎ目も気にならないでしょう。

照明との相性も考慮する

壁紙と照明の相性も、トイレの印象を左右する要素です。同じ色の壁紙でも照明によって、色味の見え方が変わります。トイレの照明が暖色系ならクロスの色も暖色系が、白い照明なら寒色系がおすすめです。

例えば、同じグレーでも暖色系の照明ではブラウンがかって見え、白い照明では本来の色味、またはそれよりも明るく見えます。

シックなイメージにしたい場合はダークカラーを選ぶ

ここまで圧迫感を感じないような壁紙選びを紹介してきましたが、ご自宅のイメージによっては、シックな落ち着いた印象にしたいケースもあるでしょう。ただし、全面を暗くするとどうしても圧迫感を感じてしまうため、工夫が必要です。

例えば、単調な黒や茶色といったカラーではなく、左記画像のように石材調などにして素材感を出すと雰囲気を演出でき、お洒落度がグッとアップします。また、右記画像のように一面を明るめの色にするのも、視線の抜けができておすすめです。

鈴与ホームパル

暗めな色の壁紙をご希望される場合でも、お洒落な空間に仕上げるポイントがあります。ご自身やご家族の好み・個性に合わせた壁紙選びはホームパルにご相談ください。

使用する人によって変えるのも◎

家に複数のトイレがある場合は、使用する人に合わせてクロスの色やデザインを変えるのもおすすめです。

例えば、来客も使用する1階のトイレは人を選ばないシンプルなデザイン、家族しか使わない2階のトイレは家族らしい色合いやデザインを選ぶなどです。子どもに合わせて、ポップなデザインのクロスを選ぶのもいいでしょう。

その他、鈴与ホームパルの施工事例を参考にしてみてください。

施工事例 | リフォームなら鈴与ホームパル株式会社>>

機能性で選ぶ

汚れやニオイが溜まりやすいトイレは、掃除のしやすさや衛生面も重要な要素です。デザインだけでなく、以下のような機能性のある壁紙を選びましょう。

機能性詳細
消臭クロスに配合された消臭剤・抗菌剤が、ニオイの原因となる物質を吸着し分解する
抗菌クロスに配合された抗ウイルス性成分が、ウイルスや細菌を破壊または抑制
防カビクロスに防カビ剤が配合され、カビの発生を防ぐ
湿気調整湿度の吸収・放出で室内の湿度を自動コントロール
汚れ防止クロスの表面のラミネート加工で、汚れやニオイが染みつきにくい(汚れも取れやすい)

ただし、消臭や汚れ防止などの一部機能については、壁紙よりも換気設備やトイレ本体の機能性、掃除しやすい形状を重視したほうが効果が高いです。

例えば、TOTOの一部トイレには、使用後に自動で強力脱臭する「オートパワー消臭」や、汚れの元となる菌を殺菌する「きれい除菌水」、フチ裏をなくして掃除のしやすさを追及した「フチなし形状」などの機能・形状が備わっています。

鈴与ホームパル

トイレの気になるニオイや汚れは飛び散りによるものが多いため、その原因を防ぐ機能が搭載されたトイレがおすすめです。

厚みで選ぶ

トイレの壁紙リフォームをする際には、既存の壁紙を剥がしてから新しい壁紙に張り替えるのが一般的です。

既存の壁紙を剥がしたあとの壁は、ノリが付いていたり、下地が傷んでいたりで、凸凹していることがあります。その上から新しい壁紙を貼ると凸凹が目立ってしまうことがあるため、厚みのあるクロスを選ぶのがおすすめです。

なるべく大きなサンプルで色味などを確認する

壁紙の色や質感、デザインは、カタログや小さなサンプルだけで決めないようにしましょう。カタログや小さなサンプルで良いと思っても、実際に見ると「思ったよりも濃い」「イメージと違う」といったことがよくあるでしょう。

色は空間の大きさや照明、壁紙の質感で変わるため、できるだけ大きなサンプルで実際の見え方を確認することが重要です。

鈴与ホームパルでは、1,000種類程度の小さなサンプルのなかから気になる壁紙を絞り込んでいただき、よりイメージが湧きやすいように大きなサンプルを用意いたします。ぜひ、お近くの店舗・ショールームへお越しください。

店舗ショールーム | リフォームなら鈴与ホームパル株式会社>>

トイレの壁紙リフォームまとめ

この記事ではトイレをリフォームするときの壁紙について紹介しました。

トイレのリフォームをするタイミングで壁紙も変えることで、空間の雰囲気を変えることができるでしょう。壁紙を選ぶ際には、デザインだけでなく、機能性や厚みも重要な要素になります。

ホームパルでは、既存のトイレのお悩みや希望に沿って、ぴったりのプランをご提案させていただきます。「トイレの狭さが気になる」「温かみのあるトイレにしたい」など、どのようなお悩み・ご要望・疑問も、ぜひ一度リフォームアドバイザーにお聞かせください。

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