COLUMNリフォーム豆知識
キッチン 2021.12.21

キッチンリフォームの注意点とは?ポイントや手順を解説

キッチンリフォームの注意点とは?ポイントや手順を解説

キッチンをリフォームするときは、こだわりや理想の実現に胸が膨らみますよね。憧れを形にすることはリフォームの醍醐味のひとつです。

ただし、キッチンは毎日使う場所。使い勝手が良く、長く愛用できるキッチンにするには、いくつか注意したいことがあります。

この記事では、キッチンリフォームの注意点とポイント、スムーズに進めるためのリフォームの手順についてご紹介します。

鈴与ホームパル

後悔のないキッチンリフォームをするための注意点をまとめました。

キッチンリフォームの注意点とは

使い心地のいいキッチンにするためには、「高さ」「サイズ・形」「デザイン」「動線」の4つに注意することが大切です。

見落としがちなポイントも含まれているので、これらを押さえておくと失敗を防ぎやすくなります。

主に料理する人の高さに合わせる

キッチンの高さが合わなくて使いにくい、という声はよく聞きます。高すぎたり低すぎたりすると、調理しにくいだけでなく、腰痛や肩こりを招きかねません。リフォームを機に、ベストな高さのキッチンに交換しましょう。

キッチンの高さは、主に料理をする人に合わせます。理想的なキッチンの高さの目安は「身長÷2+5cm」。身長155cmの方であれば、82.5cmが目安です。

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底の厚いスリッパを履いている場合は、それを踏まえて計算します。

システムキッチンのサイズ・形に気をつける

システムキッチンのサイズや形が変わると、プラスの工事が必要になることがある点に注意しましょう。サイズや形が変わると、給排水設備の移動が必要になることがあります。

もとのキッチンより小さくする場合は、隠れていた壁や床の内装工事が必要になることも。サイズアップする場合は、そもそも設置できないということもありますね。

またL型キッチンは、コーナーがデッドスペースになりやすい特徴があります。L型にする場合は、コーナーの使い方を工夫しましょう。

飽きのこないデザインにする

リフォームした後も、10年20年、それ以上使っていくことを考えれば、飽きのこないデザインにすることも大事です。

スタイリッシュ、インダストリアル、北欧、木目調などさまざまなテイストがありますが、ご自身や家族が愛着をもって使えるかを考えましょう。

床や壁、家具や調理器具との相性もふまえると尚いいです。

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耐久性を重視したいときは、お値段は上がりますがステンレスやホーロー素材がおすすめです。

使いやすい動線となるよう気をつける

動きやすいキッチンか、という点も重要です。 調理中に移動することの多い場所への「距離の近さ」と「通路幅」に気をつけましょう。

通路として人が動きやすい幅の目安は90〜110cm。少なくとも、以下のものへの動線はスムーズにしておきたいところです。

・冷蔵庫、よく使う家電
・ダイニングテーブル
・食器戸棚
・ゴミ箱

細かな点として、「収納を開けたときの通路幅」も大事。キッチン背面に食器戸棚を配置したり、シンク下の収納を開き扉から引き出しタイプにしたりする場合は、扉や引き出しを開けたときに窮屈にならないか確認しておきます。

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吊り戸棚が高くて使いにくい場合は、昇降式にする、あるいは思い切ってやめるという選択肢もあります。

プロが教えるキッチンリフォームのポイント

リフォームの注意点を押さえたら、以下のポイントも考慮しましょう。よりスムーズに工事を進められ、希望のリフォームを実現しやすくなります。

・図面を準備する
・優先順位を決める
・調理家電のスペースの確保
・信頼できる担当者を見つける

キッチンリフォームはライフライン工事を伴うため、建築図面や設備図を準備しておくとスムーズです。

近年は調理家電の種類が増え、サイズも大きなものが増えてきました。そのため、それぞれの家電の置き場所を決めたうえで工事を進めるのがおすすめです。

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ゴミ箱スペースの確保もお忘れなく!意外と見落とししまうことが多いです。

併せて、コンセントの場所と数もチェックしましょう。複数の家電を同時使用してブレーカーが落ちてしまった経験がある方は、電気容量を増やす工事も検討するといいかもしれません。

そして、リフォームのパートナーは信頼できる人であることもポイントです。担当者の良し悪しは、リフォームの満足度を左右します。

これらの点は、下記の記事で詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

キッチンリフォームの失敗例から学ぶ「成功のコツ」>>

キッチンリフォームの手順

ここからは、キッチンリフォームの手順について紹介します。予算決め、悩みの洗い出し、間取りと設備の選定、業者決定の順で行うと円滑に進めやすいです。

予算を決める

はじめに、だいたいの予算(上限)を決めます。最初に「このくらいまではOK」というラインをもっておくと、プランを決めるときに判断しやすくなります。以下にざっくりとした費用相場をまとめましたので、参考にしてみてください。

リフォーム内容費用相場
システムキッチンの交換のみ
(床や壁の仕上げ工事含む)
100万円
システムキッチンの交換
+床やクロスなどの内装も変更
100〜150万円
システムキッチンの交換
+キッチンのレイアウトも変更
150〜300万円
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費用相場はあくまで目安、これ以上もこれ以下も可能です。

新しいキッチンで実現したいことを洗い出す

リフォームは、悩みを解決し、憧れを実現していく作業です。まずは今のキッチンの悩みをリストアップしましょう。たとえば、以下のようなものが例として挙げられます。

・設備が古くて使いにくい
・ 掃除がしにくい
・ キッチンが暗い、狭い
・ 家族とコミュニケーションが取りにくい

それらを、「必ず解決したい」「解決できたらいい」に分け、優先順位をつけていきます。

次に、理想のキッチン像があれば洗い出します。「真っ白に統一したい」「アイランドキッチンにしたい」など、憧れを具体的に整理していきます。

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家族みんなで話し合い、共通認識をもっておくことが大事です。

業者とキッチンの間取り・設備を決める

キッチンの間取りと設備を、リフォーム会社と相談しながら決めていきます。

間取りは、壁付けキッチンがいいのか、対面キッチンがいいのか。さらに、I型キッチン、L型キッチン、II型キッチンのどれにするのかなど、具体的に絞っていきます。

必要な設備は、ガスコンロからIHにするのか、食洗機はいるのかなど。最新機能なども教えてもらいながら選択していきましょう。

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吊り戸棚が高くて使いにくい場合は、昇降式にする、あるいは思い切ってやめるという選択肢もあります。

数社検討し、価格だけでなく相性の良い業者を選ぶ

決まったリフォーム会社がなければ、数社に見積もりを取り、不明瞭な点がないかチェックします。さきほど紹介したように、価格だけでなく信頼できるかどうかも重要です。

コミュニケーションが取りやすいか、悩みをしっかり受け止めてくれるかなど、会社や人としての姿勢もよく見るようにしましょう。

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アフターフォローまでしっかり行ってくれるかもポイントです。

実際の工事

実際の工事は、以下のような手順で行います。

工程内容
1古いキッチンを解体
2水道、電気、ガスの配管を切る
3床の下地処理
4(必要に応じて)床やクロスの仕上げ工事 ※1 、内装工事
5新しいキッチンの設置
※1:状況に応じて必要有無を判断します

工期に関しては、キッチンのみを取り替える場合は3日程度、床やクロスの内装工事が必要な場合は3〜5日程度。キッチンのレイアウト変更を伴う場合は10日以上かかることもあります。

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工事は家に住んでいただきながらできます。ただし、キッチンが使えない、冷蔵庫が使えないといった日はあるので、あらかじめ備えておきましょう。

キッチンリフォームの注意点まとめ

キッチンリフォームを成功させるためには、いくつか気をつけることがあります。細かな点もありますが、一つひとつクリアすることで、後悔のないキッチンに仕上げることができるはずです。

当社にご相談いただきましたら、抱えているお悩みや憧れについて、たくさんお話ししていただければと思います。

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進めるなかで不安に思うこと、分からないことがあったら、ぜひ私たちを頼ってください。

キッチンは毎日使う場所ですから、小さなストレスも軽視できませんし、無理そうに感じることも意外な方法で実現できることがあるものです。夢を叶えるお手伝いをさせていただきます。

この記事のポイント・キッチンリフォームで注意したいのは、「高さ・サイズ・デザイン・動線」の4つ
・調理家電やゴミ箱のスペースの確保も忘れないようにする
・リフォームする際は、キッチンの悩みを洗い出したうえで理想を考える
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