COLUMNリフォーム豆知識
ガス乾燥機 2025.08.29

乾太くんはオール電化住宅でも設置できる?メリットや注意点を解説

乾太くんはオール電化住宅でも設置できる?メリットや注意点を解説

オール電化住宅にお住まいで、「乾太くんは設置できるのかな?」と気になっている方もいらっしゃるでしょう。「乾太くん(かんたくん)」とは、リンナイ株式会社が提供するガス式衣類乾燥機のブランドです。いくつかの条件を満たすことで、オール電化住宅でも乾太くんの設置が可能です。

この記事では、オール電化住宅における乾太くんの導入条件やメリット、対応するガスの種類、設置時の注意点について詳しく解説します。

乾太くんはオール電化でも設置できる

オール電化住宅でも、乾太くんの導入は可能です。ただし、設置にはいくつかの条件をクリアする必要があり、都市ガスまたはプロパンガスの導入も必須となります。

まずは、オール電化で乾太くんを設置するために必要な条件と、設置するメリットを確認していきましょう。

設置に必要な条件

オール電化住宅で乾太くんを設置するためには、以下の条件を満たす必要があります。

・十分な設置スペースを確保できる
・都市ガスもしくはプロパンガスを契約できる
・乾太くんを設置する場所の近くにガス栓・コンセントを設置できる
・排湿経路を確保できる

乾太くんの設置スペースの目安は、乾燥容量によって以下のように異なります。

乾燥容量設置スペース目安
9kg高さ:70.1cm
幅:71.3cm
奥行:67.4cm
6kg高さ:70.1cm
幅:71.3cm
奥行:59.4cm

特に洗濯機の上に設置したい場合は、天井の高さが十分にあるかを確認しておきましょう。

排湿については、一般的に「壁に排湿用の穴を開ける工事」が行われますが、必ずしも穴あけが必要とは限りません。例えば、設置場所に窓がある場合は、専用の「窓パネル」を使用して湿気を屋外に逃がすことも可能です。また、設置場所によっては屋外設置タイプを選ぶことで、より柔軟な排湿方法を選択できます。

このように、排湿方法には複数の選択肢があるため、「壁に穴を開けられないから設置できない」とあきらめる必要はありません。まずは、設置スペースや周辺環境を確認し、適切な排湿方法を検討すると良いでしょう。

屋外スペースの設置イメージ
引用:乾太くんをご検討の方へ|リンナイ
鈴与ホームパル

「乾太くんを設置することで窓を塞いでしまい、洗面所が暗くなってしまうため設置できない」といった相談が寄せられることもあります。設置できるかどうか、窓の大きさや位置を確認してみましょう。

オール電化で乾太くんを設置するメリット

オール電化住宅に乾太くんを設置する最大のメリットは、洗濯物の乾燥時間を大幅に短縮できる点です。特にこれまでドラム式乾燥機を使用し、深夜の割安な電気料金を活用して乾燥をしていた方にとっては、乾燥時間の長さ(3時間以上)が負担に感じられることもあるでしょう。

生活スタイルや家族構成の変化に伴い、「もっと時短したい」と感じる方が増えている中、乾太くんならガスの強力な熱で、乾燥時間を約3分の1に短縮できます。洗濯と乾燥を別々に行うことで、より効率的な家事動線を実現できることは大きな魅力といえます。

また、乾太くんの設置をきっかけに、温水式床暖房など他のガス機器の導入も検討でき、生活の選択肢が広がる点も魅力です。洗濯物のふんわりとした仕上がりや時短による家事負担の軽減は、日々の家事ストレスを大きく軽減してくれるでしょう。

都市ガスとプロパンガスの選択肢

乾太くんを導入する際は、都市ガスとプロパンガスのどちらを使用するか選ぶ必要があります。

都市ガスは、地下のガス管を通じて各家庭に供給するタイプです。プロパンガスと比較してランニングコストを比較的抑えやすいことが特徴です。ただし、導入にはガス管の引き込みが必要となり、ガス管が整備されていない地域では利用できません。また、引き込み工事が必要になるため、初期費用が高くなる傾向があります。

一方、プロパンガスはガスボンベを各家庭に配送・設置して供給するタイプです。都市ガスが対応していないエリアでも導入できますが、敷地内にガスボンベを設置するスペースを確保する必要があります。

どちらが適しているかは、住宅の立地やコスト、設置条件などを考慮して判断するのが良いでしょう。

鈴与ホームパル

新築時ではなく、現在お住まいの住宅に後から乾太くんを設置する場合は、プロパンガスが選ばれるケースが多いです。

オール電化で乾太くんを設置する際の注意点

乾太くんを設置することで、住宅の保証内容が変わることや、電気料金や火災保険のプラン見直しが必要になる場合があります。導入後にトラブルが起きないよう、事前に確認すべきポイントを押さえておくことが大切です。

ここでは、オール電化で乾太くんを設置する際の注意点を2点ご紹介します。

住宅メーカーの保証が無効になる可能性がある

築年数の浅い住宅の場合、乾太くん設置に伴う排湿用の穴あけ工事によって、住宅メーカーの保証が無効になる恐れがある点には注意が必要です。

家の構造や性能に影響を与える工事を後から行うと、メーカーの保証基準を満たさなくなるケースがあります。例えば、住宅メーカーが「外壁からの雨漏りは10年間無償修理」といった保証をついている場合でも、穴あけ工事が雨漏りの原因と見なされると、保証の対象外になる可能性があります。

そのため、乾太くんの設置が住宅の保証に影響しないか、事前に住宅メーカーへ確認しておくことが重要です。

電気料金・火災保険の見直しが必要になる場合がある

オール電化専用の電気料金プランは、「すべてのエネルギーを電気でまかなっている」ことが前提となっています。そのため、乾太くんの導入によりガス併用になると、料金体系が変更されることや、別プランへの切り替えが必要になることがあります。

また、火災保険で「オール電化住宅割引」が適用されている場合も注意が必要です。新たにガス配管やガス機器を設置すると、契約条件が変わる可能性があり、補償内容の変更や再契約が求められる場合があります。

設置を検討する際は、電力会社や保険会社にも事前に相談し、必要な手続きを確認しておくと安心です。

オール電化で乾太くんを設置する際によくある疑問

オール電化住宅にガス乾燥機を設置する場合、「本当に必要か」「後悔しないか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、導入にあたってよくある疑問にお答えします。

オール電化で乾太くんを設置するデメリットはある?

オール電化住宅に乾太くんを設置する場合、まず考慮すべきはガスを新たに導入する必要がある点です。

多くのオール電化住宅にはガス配管が通っていないため、ガスの引き込みやガス栓の新設、排湿用の穴あけ工事が必要になり、設置費用が高くなる傾向があります。

また、電気一本で統一していた光熱費が電気とガスに分かれることで、「これまでの生活スタイルの一貫性が失われる」と感じる方もいるかもしれません。これらは、ガス併用が前提の住宅では感じにくい、オール電化ならではのデメリットといえるでしょう。

オール電化で乾太くんの代わりになるものはある?

オール電化住宅で乾太くんの代わりになる乾燥方法として、「電気式衣類乾燥機」や「ドラム式洗濯乾燥機」、「浴室暖房乾燥機」などの電気式機器が選択肢として挙げられます。

これらの電気式機器は、ガスを使わずに衣類を乾かせるため、オール電化のメリットをそのまま活かすことができます。特に、深夜電力が安く使える料金プランを利用しているご家庭では、電気式の方が経済的に感じられるケースもあるでしょう。

ただし、乾燥時間が長くなることや仕上がりがふんわりしないこと、衣類にシワが残りやすいといった点がデメリットになる可能性もゼロではありません。ヒートポンプ式の乾燥機は省エネ性に優れている一方で、乾燥性能がやや劣るケースもあります。

そのため、「電気式のままで不満がないか」「時短や仕上がりを重視したいか」といった点を踏まえて、自分たちの生活スタイルに合った乾燥方法を選ぶことが大切です。

乾太くんのガス代はどのくらいかかる?

乾太くんのガス代は、6kgタイプで1回あたり約96円、9kgタイプで約149円が目安とされています(※出典:ガス衣類乾燥機 乾太くん)。契約されるガス会社やプランによっては、さらに安く使用できる場合もあります。

一方、電気式衣類乾燥機(ドラム型)では、ヒーター式で約40~60円、ヒートポンプ式で約20~35円が1回あたりの電気代の目安です。乾太くんは短時間でしっかり乾かせる反面、ランニングコストだけで見ると電気式のほうが安価に感じられることもあるでしょう。

乾太くんのガス代は、サブスクリプション形式で提供されることもあり、その場合は月額料金にガス代が含まれて定額で利用できます。ただし、使用量が一定の上限を超えると追加料金が発生するプランもある点には注意が必要です。

また、乾太くんは衣類のふんわり感や嫌なニオイの軽減といった仕上がりの満足度が高く、「電気式では物足りなかった」という声も多く聞かれます。光熱費だけでなく、乾燥の時間や質も含めて比較検討することがおすすめです。

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使用時間を含めて考えると、実際の光熱費は電気式とそれほど差がないことも多いです。

オール電化で乾太くんを導入して後悔しない?

オール電化住宅にお住まいの方の中には、「わざわざガスを導入してまで乾太くんを設置すべきか」と迷う方も多いかもしれません。例えば、乾燥時間が長さや生乾き臭に悩んでいる場合や、コインランドリーを頻繁に利用している場合は、生活スタイルを一部変えてでも乾太くんを導入する価値は十分にあります

一方で、「光熱費の一元管理を重視したい」「外干しで不自由を感じない」という方には、導入後に「やっぱりガスにしなくてよかった」と後悔するケースもあるでしょう。

まずは、乾太くんの導入によって今抱えている悩みが解消されるのかをしっかり見極めた上で判断することが大切です。

鈴与ホームパル

最近ではオール電化住宅でも、乾太くんのためにガスを契約して設置するご家庭がどんどん増えています。

まとめ

オール電化住宅でも設置条件を満たすことで、ガス衣類乾燥機の「乾太くん」を導入できます。乾太くんならではのスピード乾燥やふんわりとした仕上がり、家事の時短効果は大きなメリットです。

一方で、ガスの新規契約や穴あけ工事などが必要となるため、事前にしっかりと確認することが重要です。また、住宅保証や電気契約の見直しが必要になるケースもあるため、導入時には慎重に検討しましょう。

オール電化住宅での乾太くんの設置の可否については、鈴与ホームパルの現地調査サービスを活用してみてはいかがでしょうか。また、ご不明な点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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