【静岡県】断熱リフォームの費用相場は?窓・玄関の寒さ対策から補助金まで解説
寒さも暑さも我慢しないために。「一年中快適な室温」と「予算内での実現」を両立するリフォームの秘訣
「暖房をつけても足元が冷える」「夏は冷房が効きにくく、家の中がムッとする…」
子育てや仕事に忙しい毎日から、将来を見据えたこれからの暮らしまで。家族みんなが長く過ごす大切な住まいだからこそ、一年中快適で健康的な環境を整えたいものです。しかし、「断熱リフォームは数百万円かかりそう」「大掛かりな工事で生活に支障が出るのでは」と、費用や手間の面で二の足を踏んでしまうケースは少なくありません。
ただ冷暖房機器を新しくするだけでは、熱が出入りする「家の隙間」は変わらず、光熱費ばかりがかさんでしまうのが現実です。実は、断熱リフォームは冬の寒さ対策だけでなく、夏の猛暑対策にも大きな効果を発揮します。
本記事では、静岡県西部(浜松市・掛川市・藤枝市)、中部(静岡市・沼津市)エリアをはじめ、鈴与グループの総合力を活かし、ガス・水回りから断熱改修まで幅広く住まいのお悩みに伴走してきた鈴与ホームパルが、賢く快適さを手に入れるために知っておくべき「断熱リフォームのリアル」を解説します。

この記事を読めば、以下の点が明確になります。
・窓・玄関の部分施工からフルリノベまで「規模別の費用相場」
・予算内で効果を最大化させる「工事の優先順位」
・2026年も継続! 知らなきゃ損する「最新補助金と減税制度」
・失敗しないための「施工会社」の見極め方
「予算が届かない」と諦めてしまう前に。無理のない計画と補助金の活用で、夏も冬も心地よい我が家を叶えるヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。
【結論】断熱リフォームの費用相場は?部分施工から家全体までの目安
断熱リフォームを検討する際、最も気になるのが「一体いくらかかるのか」という費用面ではないでしょうか。結論から言えば、断熱リフォームの費用は「どこを、どのレベルまで断熱するか」によって数万円から一千万円単位まで大きく変動します。
予算を抑えつつ効果を実感したい場合は、熱の出入りが激しい「開口部(窓・ドア)」を優先的にリフォームするのが鉄則です。一方で、家全体の暑さ・寒さを根本的に解決したい場合は、壁や床、天井を剥がして断熱材を入れ直す大規模な工事が必要になります。
ここでは、施工箇所ごとの具体的な費用目安と、部分断熱からフルリノベーションまでの規模別の総額イメージを整理して解説します。まずはご自身の予算と照らし合わせながら、優先すべき工事を見極めていきましょう。

【窓・サッシ】内窓設置やガラス交換はコスパ抜群!費用と効果
住まいの中で熱の出入りが最も多いのが「窓」です。せっかく暖房で暖めた空気の大部分は、実は窓から外へ逃げてしまっています。そのため、窓の断熱は家全体の寒さを解消する上で、費用対効果(コスパ)が最も高いリフォームと言えるでしょう。
手軽で人気なのが、今ある窓の内側にもう一つ窓を取り付ける「内窓(二重窓)設置」です。費用相場は腰高窓で1箇所あたり5万〜10万円、掃き出し窓で10万〜18万円程度。
※2026年の補助金対象となる「Sグレード(Low-E複層ガラス)」以上の高性能製品を選んだ場合の目安です。
工事も1窓あたり1時間程度で完了するため、普段の生活への負担も最小限で済みます。
また、既存のサッシ枠を活かしてガラスのみを「複層ガラス(ペアガラス)」や「真空ガラス」に交換する方法もあり、こちらはさらに工期を短縮できます。

まずはリビングや寝室など、長時間過ごす部屋から優先的に対策することをおすすめします。
【玄関ドア】寒さの侵入口をガード!カバー工法などの断熱改修費用
窓と並んで熱の出入り口となりやすいのが「玄関ドア」です。古いアルミ製のドアは熱伝導率が高く、冬場は外の冷気をダイレクトに伝えてしまい、玄関ホールや廊下が極端に寒くなる原因となります。
近年の玄関ドアリフォームでは、既存の枠の上に新しい枠をかぶせる「カバー工法」が主流です。壁や床を壊す必要がないため、わずか1日で工事が完了します。断熱性能の高いドアへの交換費用の目安は、工事費込みで30万〜50万円程度。断熱仕様のグレードやデザイン、電子錠などのオプションによって価格は変動します。
玄関は「家の顔」でもあるため、断熱性を高めると同時に、住まいの印象を一新できる点も大きなメリットです。補助金制度の対象になることも多いため、窓リフォームと合わせて検討すると良いでしょう。
【部屋全体・家まるごと】リビングのみからフルリノベまで!規模別の総額目安
「LDKだけ暖かくしたい」のか、「家全体を魔法瓶のように断熱したい」のかによって、工事内容と費用は桁違いに変わります。
<1. ゾーン断熱(部分断熱)>
「家族が集まるリビングだけ」「ヒートショックが心配な浴室・脱衣所だけ」といった特定エリアのみを断熱改修する方法です。床・壁・天井に断熱材を充填し、内窓を設置する内容で、LDK(約15〜20畳)の場合で150万〜300万円程度が目安となります。仮住まいをせずに住みながら工事ができる点がメリットです。
<2. 家全体(フルリノベーション)>
骨組み(スケルトン)状態にして、家全体を高性能な断熱材で包み込む場合、30坪程度の戸建てで費用は300万円〜、内装や設備の一新も含めると1,500万〜2,500万円以上かかるケースも珍しくありません。費用はかかりますが、新築同等の住宅性能が得られ、光熱費の削減効果も最大化します。
【マンションと戸建て】施工範囲の違いや構造上の注意点
マンションと戸建てでは、断熱リフォームのアプローチや注意点が異なります。
<マンションの場合>
マンションは気密性が高いため、窓(内窓)の断熱を行うだけでも大きな効果を実感しやすい傾向にあります。ただし、窓ガラスや玄関ドアの外側は「共用部分」にあたるため、管理規約によって勝手に交換できないケースがほとんどです。
そのため、専有部分である室内側に設置する「内窓」が基本の選択肢となります。また、断熱材を壁の内側に追加する場合、部屋が数センチ狭くなる点には注意が必要です。
<戸建ての場合>
戸建ては、屋根・天井・壁・床下と施工範囲が広いため、どこから手をつけるかの判断が重要です。特に床下からの冷気対策(床断熱)や、夏場の暑さ対策(屋根・天井断熱)は、生活の快適さに直結します。
構造上の制約が少ない分、自由なプランニングが可能ですが、築年数が古い木造住宅の場合は、断熱工事と同時に耐震補強が必要になることも多く、トータルの予算バランスを慎重に見極める必要があります。
なぜ家は寒いのか?玄関と窓の断熱対策が「最優先」である理由
「暖房の設定温度を上げても足元が冷える」「廊下に出た瞬間にヒヤッとする」。こうした住まいの寒さの根本原因は、家の気密性や断熱性が不足していることにあります。特に築年数が経過した木造住宅などでは、見えない隙間や断熱性能の低い建材を通して、暖めた空気が外へ逃げ続けているケースが少なくありません。
断熱リフォームと聞くと、壁や床をすべて剥がすような大掛かりな工事を想像されるかもしれませんが、実はもっと効率的で、かつ劇的な効果を見込めるポイントが存在します。それが「窓」と「玄関ドア」です。なぜ、壁や床よりも開口部の対策を最優先すべきなのか。その科学的な根拠と、住環境に与えるインパクトについて解説します。

暖房の熱はどこへ消える?熱の逃げ道は「開口部」が約6割という事実
せっかく暖房器具で部屋を暖めても、すぐに寒くなってしまうのはなぜでしょうか。実は、冬場に家から流出する熱の半分以上が、「窓」や「玄関」といった開口部から逃げているのです。
一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会の試算によると、冬の暖房時に家全体から逃げる熱のうち、約58%が開口部からの流出であるとされています。これは、外壁(約15%)や床(約7%)、屋根(約5%)からの流出量と比較しても圧倒的な割合です。
つまり、どれだけ高性能なエアコンを使っていても、窓ガラスやアルミサッシ、玄関ドアが熱を通しやすい状態のままでは、あたかも「穴の開いたバケツ」に水を注いでいるようなものと言えます。
「部屋がなかなか暖まらない」とお悩みであれば、まずは熱の最大の逃げ道である開口部を塞ぐことこそが、快適な住まいを実現するための最短ルートであり、最も合理的な解決策なのです。
玄関の冷えは健康リスクのサイン?ヒートショック対策と温度バリアフリー
玄関や廊下の寒さは、単に「不快である」という問題にとどまらず、住む人の健康や命に関わるリスク要因となり得ます。その代表例が「ヒートショック」です。
ヒートショックとは、暖かいリビングから寒い廊下、玄関、浴室などへ移動した際の急激な温度変化によって血圧が乱高下し、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす健康被害のことです。玄関は外気の影響をダイレクトに受ける場所であり、ここから入り込む冷気が廊下や洗面所を冷やし、家の中に危険な温度差を生み出します。
玄関ドアを断熱性能の高いものへ交換することは、家の中の温度差を解消する「温度のバリアフリー化」に直結します。玄関エリアの保温性が高まれば、廊下への冷気の侵入も抑えられ、家全体が魔法瓶のように守られた空間へと近づきます。ご自身とご家族の健康を守るためにも、玄関の断熱は決して後回しにできないリフォームと言えるでしょう。

段差をなくすことだけがバリアフリーではありません。ご家族の健康を守るためにも、「温度のバリアフリー」という視点を持って、玄関のリフォームを検討してみるのが良いでしょう。
予算内で最大の効果を出すには?「部分断熱」の正しい優先順位
断熱リフォームを検討する際、予算が無尽蔵にあるわけではありません。「限られた予算の中で、いかに効果を最大化するか」が重要なポイントになります。そのためには、やみくもに施工するのではなく、費用対効果(コストパフォーマンス)の高い場所から優先順位をつけて計画することが大切です。
結論から申し上げますと、最優先すべきは「窓(内窓設置など)」、次に「玄関ドア」です。前述の通り、窓は熱の出入りが最も多い場所でありながら、内窓の設置であれば比較的安価で、かつ短期間(1窓あたり約1時間〜)で施工が完了します。
まずは家族が長時間過ごすリビングや、就寝時の寒さが気になる寝室の窓から対策を行い、次に北側の寒い部屋、そして玄関ドアへと範囲を広げていくのが賢い進め方です。「寒さを感じる場所」をピンポイントで潰していく部分断熱であっても、優先順位さえ間違えなければ、住み心地は劇的に向上します。
【2026年最新】断熱リフォームで損をしない!静岡県の方は特に必見の補助金・減税・ローン活用完全ガイド
断熱リフォームは、決して安い買い物ではありません。しかし、国や静岡県内の自治体の支援制度をフル活用することで、実質的な負担額を大幅に減らせる可能性があります。
特に2024年から続く大型補助金キャンペーンは、2026年も名称を変えて継続される見通しとなっており、これを逃す手はありません。さらに、確定申告による減税や低金利ローンの活用など、知っている人だけが得をする「お金の制度」が数多く存在します。
ここでは、静岡県でこれからリフォームを計画する方が押さえておくべき最新の補助金情報と、工事完了後に忘れずに行うべき手続きについて解説します。

静岡県でも活用必須!最大100万円補助「先進的窓リノベ2026」等の条件
断熱リフォームを検討中の方、特に静岡県にお住まいの皆様にとって最大の朗報は、2026年も国の大型補助金事業が継続される点です。特に注目すべきは、環境省が主導する「先進的窓リノベ2026事業(仮称・後継事業)」です。
2026年度の事業では、内窓設置やガラス交換などの窓断熱工事に対して、工事費の約1/2相当、一戸あたり最大100万円という手厚い補助金が用意されています。上限額こそ変更されましたが、高断熱窓へのリフォームに対する強力な支援であることに変わりはありません。この制度の最大の特徴は、性能の高い窓ほど補助額が高くなる「定額補助」である点です。工事代金によっては、実質負担が数割で済んでしまうケースも珍しくありません。
また、窓以外のリフォームも検討している場合は、国土交通省の「みらいエコ住宅2026事業(旧:子育てエコホーム支援事業)」などとの併用がおすすめです。こちらは床・壁・天井の断熱や、節湯水栓・高断熱浴槽といったエコ設備の設置も対象となります。「窓リノベ」と上手に組み合わせることで、家全体のリフォーム費用を賢く圧縮しましょう。
さらに、静岡県内の自治体(袋井市や沼津市など)によっては、独自の補助金制度を設けている場合があります。国の補助金と併用できるケースもあるため、お住まいの地域の最新情報をあわせて確認することをおすすめします。
【参考】
国土交通省:住宅省エネ2026キャンペーン(総合サイト)
https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/
※現在は2025年版サイト内で2026年の最新情報が公開されています。
沼津市:住宅に関する補助制度一覧
https://city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/sumai/hojyoseido/index.htm
袋井市:住宅の省エネ改修に関する補助制度
https://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/soshiki/53/1/hojo/12434.html
確定申告で税金が戻る?「リフォーム減税」の仕組みと要件
工事が終わって補助金をもらったら終わり、ではありません。実は、断熱リフォームを行うと、所得税や固定資産税が減額される「リフォーム減税」の対象になる可能性があります。これらは自動的に適用されるものではなく、ご自身で確定申告や自治体への申告を行う必要があります。
主な制度として、ローンを使わず現金で工事した場合でも利用できる「投資型減税(住宅特定改修特別税額控除)」があります。これは、標準的な工事費用相当額(上限あり)の10%が、その年の所得税から控除される仕組みです。また、10年以上のローンを組んだ場合に適用される「ローン型減税」や、工事翌年の固定資産税が3分の1(長期優良住宅化なら3分の2)減額される制度もあります。
特に2025年中に工事を完了された方は、2026年2月〜3月の確定申告が申請のタイミングです。要件漏れがないよう、早めに必要書類を整理しておきましょう。
参考:住宅ローン減税等の住宅取得等促進策に係る所要の措置 (所得税等)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001975750.pdf
手元資金を残して賢く工事。「グリーンリフォームローン」などの金利優遇
「補助金は工事完了後の振込になるため、最初の一時金が用意できない」「手元の貯金は崩したくない」という場合に検討したいのが、断熱リフォーム専用のローンです。中でも住宅金融支援機構が提供する「グリーンリフォームローン」は、省エネリフォームを行う場合に金利優遇を受けられるのが特徴です。2025年10月の制度拡充により、融資限度額が最大1,000万円まで引き上げられ、無担保で利用しやすくなりました。
一般的なリフォームローンと比較しても低金利で、全期間固定金利のため返済計画が立てやすいというメリットがあります。また、銀行によっては独自の「エコ・リフォームローン」を用意している場合もあります。リフォーム会社によっては提携ローンを紹介してくれることもありますが、金利や手数料は金融機関によって異なるため、数社比較して最も条件の良いものを選ぶのが鉄則です。
参考:住宅金融支援機構「グリーンリフォームローン」
https://www.jhf.go.jp/kojin/grl/index.html
「限られた予算で、一番あたたかく」。失敗しないパートナー選びの視点
リフォーム費用は決して安くないため、少しでもコストを抑えたいと考えるのは家計を預かる立場として当然のことです。だからこそ大切なのは、ただ見積もりの合計金額が安い会社を選ぶことではなく、「お客様の予算内で最大の効果を出すにはどうすればいいか」を親身になって考えてくれる担当者に出会うことです。
断熱リフォームで最も重要なのは、「かけた費用に対して、どれだけの快適性と省エネ効果が長期間続くか」という費用対効果(コストパフォーマンス)の視点です。「ここは費用を抑えても大丈夫」「ここは妥協すると後で寒くなる」といったメリット・デメリットを正直に伝え、あなたの家族構成や将来設計に寄り添ってプランを練ってくれる会社であれば、結果的に費用対効果の高い、満足のいくリフォームになるはずです。
ここでは、プロが重視する「失敗しない断熱リフォーム」のポイントを解説します。

断熱材を入れるだけでは家が腐る?「気密と換気」の絶対ルール
「良い断熱材を分厚く入れれば暖かくなる」というのは、実は大きな間違いです。断熱リフォームにおいて、断熱材と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが「気密(隙間をなくすこと)」と「換気(空気を入れ替えること)」のバランスです。
私たちの住まいには、目に見えない隙間が無数に存在します。もし、気密処理をおろそかにしたまま断熱材だけを入れると、暖房で温められた湿った空気が隙間から壁の中に入り込み、冷やされて「壁内結露」を引き起こします。この結露が、柱や土台を腐らせる原因となるのです。
これを防ぐためには、防湿シートや気密テープでしっかりと隙間を埋める「気密施工」が不可欠です。さらに、汚れた空気を排出し、結露を防ぐための「計画換気」もセットで考える必要があります。「断熱・気密・換気」は三位一体。この3つが揃って初めて、健康的で長持ちする家が実現します。
光熱費はどれくらい安くなる?設備選びで変わる「家全体の燃費」
断熱リフォームを行うと、魔法瓶のように熱を逃がさない家になるため、冷暖房の効きが劇的に良くなります。一般的に、昭和55年基準の古い住宅を現在の省エネ基準(断熱等級4以上)に改修した場合、年間で数万円〜10万円以上の光熱費削減効果が見込めるとも言われています(建物の大きさや地域による)。
この効果を最大化するためには、「断熱」と「設備」を切り離して考えるのではなく、セットで検討することが重要です。例えば、家の断熱性能が上がれば、これまでよりも小さな容量(パワー)のエアコンでも十分に部屋全体を暖められるようになり、本体価格も電気代も抑えられる可能性があります。
リフォーム会社を選ぶ際は、単に設備のカタログを見せてくれるだけでなく、「断熱リフォーム後の光熱費(ランニングコスト)はどう変わるのか?」といった、家計全体の収支シミュレーションまで相談に乗ってくれる会社を選ぶと、工事後の満足度が大きく変わります。

見積もり前に知っておきたい、シロアリや結露など「見えない部分」のチェック
断熱リフォームは、壁や床を剥がしたり、床下に潜ったりする絶好の機会です。だからこそ、新しい断熱材を入れる前に必ず行っていただきたいのが、構造躯体の健康診断です。
特に築年数が経過した木造住宅では、浴室まわりや北側の壁内などで、知らず知らずのうちに「雨漏り」や「結露」による腐食が進行していることがあります。また、床下の湿気によって「シロアリ被害」が発生しているケースも珍しくありません。
「見えない床下や壁の中はどうなっているんだろう?」そんな不安を感じる方も多いでしょう。しかし、信頼できる施工会社であれば、契約前の段階でしっかりと現地調査を行ってくれます。普段目に見えない部分の状態も、写真などで可視化して説明してくれるはずです。
見えない部分をごまかさず、補修の必要性も含めて丁寧に説明してくれる会社かどうか。その見極めこそが、長く住み継ぐ家づくりの鉄則です。

断熱材で蓋をする前に、お家の健康状態をチェックしておくことが大切です。不具合も含めて現状を正しく知ることは、長く安心して暮らせる住まいづくりにつながります。
工事中の生活はどうなる?「住みながら」の断熱リフォームと工期目安
断熱リフォームを検討する際、費用と同じくらい心配されるのが「工事期間中の生活」についてです。「工事中は家を空けないといけないのか」「日常生活にどれくらい支障が出るのか」といった不安から、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、断熱リフォームは「住みながら」行うことが十分に可能です。特に近年主流となっている窓や玄関の部分断熱であれば、普段通りの生活を送りながら、わずか数時間から1日で完了するケースも少なくありません。
しかし、壁や床を解体するような大規模な工事になれば、当然ながら工期は長くなり、生活への影響も大きくなります。ストレスなく工事を終えるためには、事前に「どの工事にどれくらいの期間がかかるのか」という目安を把握し、生活のシミュレーションをしておくことが大切です。

最短1日から!玄関ドア・内窓・壁断熱など施工箇所別の期間イメージ
断熱リフォームの工期は、採用する工法と施工範囲によって大きく異なります。ここでは代表的な工事内容ごとの目安期間を整理しました。
<1. 窓・玄関ドア(1日〜2日)>
今ある枠の上に新しい枠をかぶせる「カバー工法」や、既存の窓の内側に設置する「内窓(二重窓)」であれば、1箇所あたり数時間〜半日で完了します。朝工事を始めれば夕方には快適な環境が手に入るため、「ワンデーリフォーム」として人気です。
<2. 床・天井・壁の部分断熱(数日〜2週間>
床下に潜って断熱材を吹き付ける、天井裏に断熱材を敷き込むといった「非破壊」の工事であれば、1日〜数日で終わります。一方、壁を剥がして断熱材を充填し直す場合は、内装の復旧作業も含めて1部屋あたり3日〜1週間程度が目安です。
<3. 家全体のフル断熱(1ヶ月〜3ヶ月)>
骨組みだけを残して家全体を断熱改修する場合は、新築工事に近い工程となるため、数ヶ月単位の期間を要します。
家具の移動や仮住まいは必要?「住みながら工事」の注意点と生活への影響
「住みながらのリフォーム」は、仮住まいの費用や引越しの手間を省ける大きなメリットがありますが、工事期間中は普段とは違う環境で過ごすことになるため、いくつかの注意点があります。
まず、家具の移動についてです。基本的には施工箇所の家具を移動させる必要があります。大きな家具は職人が移動を手伝ってくれるケースが多いですが、中に入っている食器や衣類、貴重品などは事前にお客様自身で移動・保管しておく必要があります。
次に、音やホコリの問題です。解体を伴う工事の場合、日中は工事音が発生し、養生をしていても細かなホコリが舞うことがあります。アレルギーをお持ちの方や小さなお子様がいる場合は、工事を行う部屋と生活スペースをしっかりと区切るゾーニング計画が重要です。
また、キッチンや浴室などの水回りを断熱改修する場合、数日間お風呂が使えなくなることも想定されます。大規模なフルリノベーションの場合は、精神的な負担を考慮して「仮住まい」を選択するのも一つの賢い手段です。ご家族のライフスタイルに合わせて、施工会社と相談しながら無理のない計画を立てましょう。

「住みながら」は費用を抑えられますが、ストレスも伴います。工期や規模に応じて、仮住まいを利用するかどうかも含め、柔軟に相談してみることをおすすめします。
まとめ:快適さも予算も諦めない。「暮らしの適温」を叶えるリフォームを
本記事では、冬の寒さや夏の暑さを解消するために欠かせない断熱リフォームの費用相場や、効果的な施工箇所、そして賢く費用を抑えるための補助金活用について解説しました。後悔のないリフォームには、単に断熱材を入れるだけでなく、窓や玄関といった開口部の対策、気密・換気のバランス、そして何より無理のない資金計画との両立が重要です。
しかし、一般的なリフォーム会社では「部分的な工事」しか対応できなかったり、逆に「過剰なフルリノベ」を提案されて予算が跳ね上がってしまったりすることも少なくありません。「費用がかかりすぎるから」と、暑さや寒さを我慢して暮らし続けるのは、健康面を考えてもあまりに惜しいことです。
私たち鈴与ホームパルは、静岡県西部(浜松市・掛川市・藤枝市)、中部(静岡市・沼津市)エリアをはじめ、鈴与グループの総合力を活かして、エネルギーや水回りまで含めたトータル提案を行うリフォーム会社です。
工事を完了させることをゴールにせず、お客様のこれからの暮らしに寄り添うスタッフの人柄と提案力こそが強みであり、他社では見落としがちな光熱費の削減効果まで含めた、納得感のあるプランニングが可能です。
特に、今の住み心地を良くしたい子育て世代から、将来を見据えたリフォームを検討中の世代まで。ヒートショック対策になる浴室断熱や、夏の遮熱対策にもなる窓リノベなど、長期的な視点で「今」快適を手に入れるプランをご提案しています。

「どこに頼めばいいかわからない」「予算内で一番快適にしたい」という方は、ぜひ一度、鈴与ホームパルにご相談ください。
| 【この記事の監修者】 鈴与ホームパル株式会社 営業部 担当部長 伊奈野 壯 |
