COLUMNリフォーム豆知識
洗面 2023.04.04

ガス乾燥機の設置費用は?費用に関するよくある疑問も解説

ガス乾燥機の設置費用は?費用に関するよくある疑問も解説

共働き世帯や子育て世帯に高い評価を得ているガス乾燥機。導入にあたり、本体価格以外の費用がかかることを知り、どのくらいの予算が必要なのか気になっている方はいらっしゃいませんか。

そこで今回は、ガス乾燥機の設置費用の目安や設置後のランニングコストなど、費用に関するあれこれをまとめました。具体的に設置を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ガス乾燥機の設置費用は20万円前後から

ガス乾燥機の設置にかかる費用は、「本体価格+工事費+オプション費用」で決まります。設置費用の目安は20万円前後となりますが、これはあくまで標準の指標です。選ぶ乾燥機のタイプや工事内容によって金額は変わるため、それぞれの費用の特徴を見ていきましょう。

本体価格

一般家庭用のガス乾燥機は、リンナイが販売する「ガス衣類乾燥機 乾太くん」のみとなります。

乾燥容量は3kg、5kg、8kgの3展開。このうち5kgタイプのみスタンダードとデラックスという種類があり、より機能を充実させたのがデラックスとなります(※2023年4月)。

本体価格は乾燥容量が大きく、多機能なほど高価になります。お客様の傾向としては、5kgタイプ(スタンダード)を選ばれる方が多い印象です。

なお、メーカーのサイトに掲載されている金額はメーカー希望小売価格となるため、販売店によって値段は変わります。

鈴与ホームパル

2023年6月から、デラックスタイプがフルモデルチェンジします。詳しくはメーカーのサイトをチェックしてみてください。

ガス衣類乾燥機 乾太くん デラックスタイプをフルモデルチェンジ | ニュースリリース | リンナイ株式会社 >>

工事費

ガス乾燥機を新設するにあたり必要な工事は以下の2つです。

・基本工事
・ガス・電気工事

設置する場所や、ガス・電気の設備環境によって工事内容が変わり、それに応じて費用も変わります。

設置する場所基本工事ガス・電気工事
屋内・排気口の新設
・排湿管の取り付け
・本体の設置
・架台の設置
(設置する場所にない場合)
ガス栓・電源コンセントの増設
屋外・本体の設置
・架台の設置
同上

オプション費用

オプション費用とは、基本工事をする際に必要となる部材・パーツにかかる費用のこと。安全性と機能性から、リンナイのオプション品を使用することが一般的です。

主なオプション品は以下のとおりです。

・排湿管セット(屋内の場合)
・保護カバー(屋外の場合)
・専用架台

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他のリフォームと一緒に行うときは、リフォーム会社にオリジナルの専用台をつくってもらうのもいいですね!

ガス乾燥機の設置にかかる費用は安くできる?

ガス乾燥機は自分で設置することができないため、必要な工事・部材にかかる費用はどうしても発生します。たとえば、排湿管の設置には壁に穴をあける工事が必要ですし、ガス栓の増設工事は専門資格を有するガス工事業者でなければ行えません。

ただし、設置する場所や環境によって、設置費用を抑えることは可能です。

【設置費用を抑えられるケース】

・ガス栓が近くにある(ガスの増設工事が不要)
・屋外に設置する(排気口を開ける工事や排湿管セットが不要)
・架台を自分たちで用意する or 他のリフォームと合わせてリフォーム会社に架台を作ってもらう(架台費用が不要)

乾燥機の架台は、本体の重さや振動に耐えられる強度が必要です。ご自身で用意する場合、少しでも不安を感じるときは専用架台を選んだほうが安心です。

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「ガス栓の増設不要+屋外設置」のパターンが最も費用を抑えやすくなります。

ガス乾燥機の費用に関するよくある疑問

ここからは、お客様からよくいただく費用面に関する質問をまとめました。長く愛用するためには設置後にかかる費用も重要です。家計をイメージしながら見ていきましょう。

月々のランニングコストはどれくらい?

設置後のランニングコストも気になりますよね。販売元であるリンナイによると、ガス乾燥機の運転にかかるガス・電気代の合計は以下のとおりです。

費用乾燥容量
5kg
乾燥容量
8kg
1回あたりのコスト ※163円102円
1ヵ月のコスト ※2約1,950円約3,160円

ガス乾燥機1回あたりの乾燥コストは5kgで63円、8kgで102円。1ヶ月のコストは5kgで約1,950円、8kgで約3,160円になる試算です。

5kgの衣類を約52分、8kgの衣類を約80分で乾燥させる機能性を考えれば、かなりコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

※1:ガス料金LPG:5.1円/MJ(石油情報センター平成27年度月次データ平均価格(50m3)データの単純平均より)電気料金:25.6円/kWh、60Hzの場合(基本料金は加算せず)

※2:毎日1回使用した場合

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コインランドリーを利用するより断然経済的です!

電気乾燥機とどちらがいいの?

電気乾燥機は基本的に設置工事が必要ないため、設置費用は電気乾燥機のほうが安く済ませられます。

一方、ランニングコスト(光熱費)については、契約している会社や電気乾燥機の性能によって変わるため、一概にどちらが優れているとは言えません。

電気だけでまかなえる電気乾燥機のほうが安くなる場合もありますし、運転時間が短いガス乾燥機のほうが消費エネルギーを抑えて安価に利用できる場合もあります。ちなみに、ガス乾燥機の乾燥時間は電気乾燥機の約1/3〜1/6程度と、圧倒的なスピード感です。

機能性で比較すれば、ガス乾燥機に軍配が上がります。費用面だけでなく、なぜ乾燥機がほしいのか、解決したい悩みを踏まえて選ぶことが大切です。

ガス乾燥機の設置費用まとめ

ガス乾燥機の設置費用やランニングコストなどについて解説しました。設置費用は排湿管が要らない屋外設置のほうが抑えられますが、家事効率は屋内に設置したほうが断然上がります。

そのため、まずはガス乾燥機を導入することで叶えたいことを明確にしましょう。鈴与ホームパルでは、導入されたお客様の声や事例を踏まえたご提案をさせていただいています。わからないこと、不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

ガス乾燥機の設置方法や工事内容、工事にかかる時間などは、こちらの記事で詳しく解説しています。

ガス乾燥機の設置方法!具体的な工事内容と合わせて解説 >>

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