COLUMNリフォーム豆知識
外壁・屋根 2021.02.26

外壁塗装の費用相場はどのくらい?失敗しないコツを身につけよう

外壁塗装の費用相場はどのくらい?失敗しないコツを身につけよう

そろそろ外壁塗装の塗り替え時期かな」と思ったときに、気になるのが費用相場ですよね。外壁塗装は具体的な商品がない分、費用感を掴みづらいリフォームの1つです。

この記事では、外壁塗装の費用相場や工事の内訳、費用が二極化している理由など、外壁塗装で失敗しないためのコツをご紹介していきます

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まずは、費用が決まるポイントを押さえましょう。

外壁塗装の費用相場は「塗装面積」で決まる

外壁塗装の費用を決める大きな要素は、塗装面積です。塗装面積は、窓やドアなど塗装しない部分を引いた平米数(㎡)で算出します。面積が広ければその分、費用はかかります。

業者が見積もりを出す際には、現地で正確な塗装面積を測りますが、業者に依頼する前に塗装面積がどのくらいなのか、ある程度を知っておきたいですよね。

塗装面積の概算は、以下の計算式を用いると便利です。

【塗装面積の計算式】
・延床面積(㎡)✕係数1.2=塗装面積(㎡)

延床面積とは建物の各階の床面積の合計です。1階が100㎡、2階が50㎡でしたら、延床面積は150㎡となります。

床面積が㎡で分からない場合は、坪数が分かればOKです。1坪は約3.3㎡なので、延坪数に3.3をかけてください。

【塗装面積の計算例】

延床面積が150㎡の場合150㎡✕1.2=180㎡
40坪の戸建ての場合40✕3.3㎡✕1.2=158.4㎡
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この計算式で、おおよその塗装面積を出すことができます。

外壁塗装の費用相場

それでは、外壁塗装の費用相場を見ていきましょう。以下は、当社の場合の相場です。

【延床面積30〜40坪の場合】
・外壁塗装のみ:50万円程度
・外壁+その他の塗装:100万円程度

一般的に、戸建ての平均的な延床面積は30〜40坪のご家庭が多いと言われています。

当社で実際に行ったケースで言うと、延床面積30〜40坪、塗装面積155㎡のお客様のお宅で、外壁塗装にかかった費用は約50万円でした。

ただし、実は外壁の塗装だけで終わるお客様が少ないのが現状です。外壁にプラスして、雨戸や雨どいの塗装、ベランダ床の防水塗装などを行うことが多く、上記のお宅ではトータルで120万円程度となりました。

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壁だけでなく、外観全体をきれいに塗り替えたいというお客様が多い傾向です。

平均的な広さの戸建ての場合は、トータル100万円ぐらいからを想定しておくと安心です。少しコンパクトな戸建て(延床面積25坪程度)でしたら、トータル65万円ぐらいからを目安にするといいでしょう。

ただし、費用は家の形状や塗料によって変動するため、上記はあくまで相場です。見積もりの金額にかかわらず、内容を理解することが大切です。

工事費用の内訳

見積もりの内容を理解する上でポイントとなるのが、工事内容です。以下に、塗装工事にかかわる費用をまとめました。

【基本的な工事内容】
・足場代
・飛散防止シート
・高圧洗浄
・サイディング(目地のシーリング)
・塗装の下処理
・塗料

【一緒に行うことが多い工事内容】
・ベランダ床の防水塗装
・雨戸、シャッターボックス、雨どいなどの上塗り

足場が組まれたり、飛散防止シートが張られたりする光景はイメージしやすいですよね。

このほか、表面の汚れを落とすために高圧洗浄を行い、塗料がきちんとのるように下処理をしたり、外壁の目地や窓まわりにシーリングをしたりと、細かな工程を踏んでから塗料を塗っていきます

ベランダ床や雨戸、シャッターなどの塗装が加われば、工程はさらに細分化されます。

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屋根塗装も併せて行うお客様も多く、その場合は塗装面積がぐっと広くなります。

費用を抑えたいときは

外壁塗装は費用相場が高い分、できるだけ費用を抑えたい方も少なくありません。そんなときは、足場がなくてもできる塗装を別のタイミングに行う方法もアリです

たとえば、ベランダ床の防水塗装は足場がなくても行えるので、劣化が激しくなければ時期をずらすご提案をすることがあります。

逆を言うと、足場が必要な塗装は外壁塗装と同じタイミングに行ったほうが断然お得。外壁塗装と屋根塗装をセットで行うお客様が多いのも、そういった理由からです。

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足場代は10万後半~25万円が相場。1回の足場で複数の塗装を行ったほうがコスパは高いです。

外壁塗装の費用相場が二極化している理由

外壁塗装は、同じ坪数の住宅でも金額が安かったり高かったりするなど、相場が分かりにくい工事の1つです。ここでは、その要因を解説していきます。

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チラシなどでもA社とB社で金額が異なる理由をみていきましょう。

塗料のグレードによって幅がある

まずは、塗料のグレードによって金額に差が生じているケースです。

グレードは主に耐用年数の違いとなり、耐用年数が長いほど塗料の単価も高くなります。そのため、同じ塗装面積でも耐用年数が長い塗料を使った場合、短いものと比べて費用幅が生まれることに。

塗料代が想定よりも安い場合は、耐用年数がどの程度が確認しておきましょう。

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塗り替え周期を長くしたい方には、グレードの高い塗料をおすすめしています。

同じ坪数でも塗装面積に違いがある

外壁塗装の相場幅が広がりやすい最も大きな要因は、塗装面積の違いです。同じ坪数でも、家の形状やデザイン、窓の数などによって塗装面積はかなり変わってきます

また、雨戸やシャッターなど外壁以外の部分の塗装も含めば、さらに費用差は生まれます。

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チラシや見積もりを見るときは、どの部分まで工事に含まれているのか、しっかりチェックしましょう。

築年数・メンテナンスの程度によって変わる

築年数や、過去にどんなメンテナンスをしたかによっても費用は変わります。老朽化やメンテナンス不足で劣化が激しい場合は、下処理を丁寧に行ったり修繕をしたりする必要がある場合も

こういったご家庭の場合、外壁塗装の費用が高くなる可能性があります。

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劣化が進む前に塗り替えをしたほうが経済的です。

天候によって工期が延びている

外壁塗装は、雨が降ると工事をストップせざるを得ません。梅雨時期などは工期が長くなり、工事料金も高くなる傾向にあります。そのため、割合としては梅雨を避けて外壁塗装を行うお客様が多いです。

なかには、梅雨の時期は単価を下げている塗装業者さんもいるため、梅雨時期のほうが返って費用を抑えられることもあります。

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天候によって工期が延びた場合の料金体制も、事前に確認しておくと安心です。

外壁塗装をリフォーム会社に依頼するメリット

外壁塗装といえば、塗装会社さんをイメージする方も多いと思いますが、リフォーム会社だからこそのメリットもあります。主には以下の二点になります。

・リフォーム全般に対応できる
・お客様と職人さんの間に入る担当者がいて安心

一番のメリットは、やはり外壁塗装以外のリフォームにも対応できることです。屋根塗装やベランダの修繕など、現地調査に伺った際に確認できた別の部分のお困りごとにも対応できます

住まいに不具合があったとき、「どこに相談したらいいのか分からない」という方は少なくありません。そういったとき、リフォーム会社の総合力にメリットを感じてくださる方は多いです。

また、お客様と職人さんを仲介する担当者がいることもポイントです。職人さんに直接言えない・聞きにくいことも、担当者を通じて行うためコミュケーションする上で悩むこともありません。

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私たちも「窓口がしっかりしていて安心」とおっしゃっていただくことがあります。

実際、外壁塗装と一緒に屋根塗装を行う方も少なくありません。屋根塗装については、こちらの記事でも詳しく解説しているので、チェックしてみてくださいね。

屋根塗装の費用相場はどのくらい?費用をおさえるポイントもご紹介>>

外壁塗装の費用相場まとめ

外壁塗装の費用を決める要素は塗装面積ですが、それ以外にも塗料や築年数、工期なども関係してきます

見積もりの金額が相場より安すぎる場合は、必要な工事が抜け落ちていたり、工事後に追加料金を請求されたりする可能性も否めません。

ある程度の費用感を身につけ、必要な工事について理解を深めながら、担当者と密にコミュニケーションを取っていくことが、失敗のないリフォームをするコツです。

外壁塗装は、完成された商品を取り付けて行うリフォームではないため、仕上がりをイメージしづらいです。その分、「信頼できる会社か」という点が大きく問われるリフォームだと考えています。

鈴与ホームパルは、住まいのことであれば基本的に何でも対応できます。どんなささいなことでも構いません。お困りごとがあったときは、ぜひ一声おかけください。精一杯サポートさせていただきます。

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「どこに相談したらいいのか分からない」。そんなときは、ぜひ私たちを頼ってください。

この記事のポイント・外壁塗装の費用は「塗装面積」で決まる
・使用する塗料・家の形状・これまでのメンテナンスなどによって費用幅が生まれる
・外壁塗装以外のリフォームも一緒にできるのが総合リフォーム会社の強み

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