お風呂リフォームにかかる期間はどのくらい? 工事前に知っておきたいこと

お風呂のリフォームを検討する際、工事がどの程度の期間がかかるのか気になりますよね。
お風呂リフォームの工期は、既存のお風呂のタイプやリフォーム内容によって異なります。この記事では、工事にかかる期間をリフォーム内容別にご紹介します。
お風呂リフォームの流れを理解すると、安心してリフォームに取り掛かることができます。

お風呂のリフォームにかかる期間について
お風呂のリフォームは、現在のお風呂の形状、住宅の種類、リフォーム範囲によって工期が変わります。代表的なケースは以下のとおりです。
【浴室リフォームにかかる期間】
工事内容 | 戸建て | マンション |
ユニットバスからユニットバス | 5日間 | 5日間 |
在来浴室からユニットバス | 7日間 | 5日間
(アパートの場合) |
浴室の拡張 | 7~10日間 | ― |
戸建て・マンションともに最も多いお風呂リフォームは、ユニットバスから新しいユニットバスにするケースです。
もともとのお風呂がユニットバスの場合、ユニットバスの設置に必要な下地がすでに出来ているため工期が短く、5日間で工事が完了します。

在来浴室とは、タイルやモルタルなどで出来た浴室のこと。築年数の古い戸建てやアパートに多いタイプで、マンションではほとんど見られません。
戸建て住宅で在来浴室からユニットバスにする場合、ユニットバスを安定して据え置けるよう、土台にコンクリートを打って強度を持たせる「土間打ち」という下地工事が必要になります。そのため工期は少し長くなり、7日間程度の時間がかかります。
一方、アパートは集合住宅という特性上、すでに土間打ちがされていることが多く、工期は5日で済むことが多いです。
洗面脱衣所の一部を浴室にするなど、浴室以外のスペースの工事を含む場合は、その分工期は長くなります。浴室の拡張で7〜10日間程度です。

リフォームの流れについて
続いて、お風呂リフォームの手順を見ていきます。
【浴室リフォームの工事内容】
工期/施工内容 | ユニットバス→ユニットバス (戸建て・マンション) |
在来浴室→ユニットバス (戸建て) |
1日目 | ①お風呂の解体、撤去 | ①お風呂の解体、撤去 |
2日目 | ②給排水・電気の位置を変える工事 ③間仕切り壁の大工工事 |
②給排水・電気の位置を変える工事 ③白アリ被害の確認 ④白アリ被害がなければ土間打ち ※白アリ被害があればその修繕を行い、土間打ちは翌日に |
3日目 | ④ユニットバスの組み立て、設置 | ⑤土間打ちのコンクリートを乾かすため、3日目は浴室に入らず、間仕切り壁を補修 |
4日目 | ⑦電気・水道の接続工事 ⑧残りの大工工事 |
⑥ユニットバスの組み立て、設置 |
5日目 | ⑨クロス貼りなどの内装工事 ⑩試運転、引き渡し |
⑦電気・水道の接続工事 ⑧残りの大工工事 |
6日目 | ― | ⑨クロス貼りなどの内装工事 ⑩試運転、引き渡し |
7日目 | ― | 予備日 |
古いお風呂や新しいユニットバスを浴室に搬入出するために、間仕切り壁を一部解体・復旧する工事も行います。
在来浴室の場合は、土間打ちや白アリ被害の修繕などの工程が加わることを考慮し、工期に余裕を持たせて進めます。
また当社では、お引き渡しの前に必ず以下の点を確認しています。リフォーム直後でも安心してお風呂に入れるように対応いたします。
・給湯器がちゃんと稼働しているか
・湯張りの量は問題ないか

白アリ被害がないかも確認
湿気の多いお風呂は白アリの被害を受けやすい場所です。特に在来浴室は隙間から水漏れしやすいため、お風呂解体後には必ず白アリ被害の有無を確認します。
まず土台を叩き、音の響きから腐食具合をチェックします。
被害が土台の表面のみの場合は削って補修、または薬剤を塗布します。被害が土台の芯まで到達している場合は、切断して木材を入れ換えるなどの工事を行うのが一般的です。
当社では、解体後は施主様に立ち合っていただき、状況を確認し、納得していただいたうえで工事を進めます。
共働きなどで立ち合いが難しい場合は写真で共有するのでご安心くださいね。

お風呂/浴室リフォームで気をつけたいポイント
工事の流れを確認したところで、リフォームを相談するタイミングから当日までの動きなど、浴室リフォームで気をつけたいポイントをご紹介します。
秋冬の時期はリフォーム工事が混みやすい
秋冬シーズンは浴室リフォームの繁忙期。これは「浴室が寒いから暖かくしたい」という理由で、リフォームを検討しはじめる方が多いためです。
繁忙期になると職人さんを召集するのが難しくなり、工事開始までに期間を要することがあります。
秋冬シーズンにリフォームしたいと思ったら、早めに相談するのがおすすめです。

【ご契約からリフォーム完了までの流れ】
手順 | 日数(通常期) | 日数(繁忙期) |
①ご契約 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
②メーカーに商品を発注〜受け取り | 2週間 | 2週間 |
③職人を召集、リフォーム工事開始 | 翌日 | 1〜2週間後 |
④リフォーム工事、完了 | 5〜7日間 | 5〜7日間 |
合計日数 | 1ヶ月と3週間 | 2ヶ月〜 2ヶ月と1週間 |
片付けと動線確保について
リフォーム工事に備えて、どの程度片付けておけばいいのか気になりますよね。基本的には、以下の二つを意識していただければ問題ありません。
・浴室の中はシャンプーやバスチェアなどのバスグッズを外に出す |
・洗面所や脱衣所は人が通れるくらいのスペースを確保する |
リフォーム工事はホコリが立つので、洗面所や脱衣所はすべて養生をします。
そのうえでホコリが気になる場合は、歯ブラシなどを除けたり、引き出しの中のものを別の場所に移動しておくと安心です。

水が止まる時間がある
工事初日の解体時、長くて30分ほど家全体の給水がストップします。その間は、お洗濯ができなかったりトイレを使えなくなったりするため、予備知識として知っておくとスムーズです。

鈴与ホームパルのお風呂のリフォームについて
鈴与ホームパルでは、お客様の負担が少しでも減らせるよう丁寧な対応を心がけています。
たとえば、工事前には近隣住宅に必ずご挨拶に伺います。工事中はやはり音が出ますので、周辺の方への気遣いは大事です。リフォーム後も変わりなくご近所付き合いができるよう配慮します。
マンションでは管理組合にリフォーム申請書の提出が必須となりますが、こちらも私たちがサポートしますのでご安心ください。
また、お風呂という居住スペース以外の場所であっても、1週間ほど職人さんが出入りするのは非日常的なことです。不安やストレスを感じることもあるかもしれません。
担当者はお客様の気持ちに寄り添って対応させていただきます。

まとめ
お風呂リフォームの期間と、工事前に知っておきたいポイントをご紹介しました。リフォームの全体像をイメージできると心の準備が整い、良いリフォーム会社を見分けるようになります。
工期や工事内容で気になることがあれば、その都度担当者に確認し、納得したうえでリフォームを進めていきましょう。
チェックポイント
・お風呂のリフォームにかかる期間は5日ほど。拡張など大規模になる場合は7~10日ほどが目安になる ・在来浴室の場合、白アリ被害がないかも確認する ・現地調査からリフォーム完了までには約2カ月かかるため、余裕を持って依頼する |