【2026年静岡版】浴室・お風呂リフォームの費用相場を徹底解説!工期や補助金情報も紹介
費用への不安を解消するために。「納得の価格」と「理想のバスタイム」を両立するリフォームの秘訣
「お風呂を新しくしたいけれど、結局いくらかかるのか見当がつかない」「広告の金額よりも高くなりそうで不安…」
一日の疲れを癒やす大切な場所だからこそ、足を伸ばせる浴槽や掃除のしやすい床など、理想の浴室を叶えたいものです。しかし、「数百万円もかかるのでは」「工事中はお風呂に入れないのが不便」と、費用や手間の面で二の足を踏んでしまうケースは少なくありません。
単に設備を入れ替えるだけでなく、目に見えない「配管」や「土台」の状態によっても費用が大きく変わるのがお風呂リフォームの難しいところ。特に2026年は、資材価格の改定や新しい補助金制度のスタートなど、知っておくべき情報が多くあります。
本記事では、静岡県西部(浜松市・掛川市・藤枝市)、中部(静岡市)、東部(沼津市)エリアをはじめ、鈴与グループの総合力を活かし、ガス・水回りから断熱改修まで幅広く住まいのお悩みに伴走してきた鈴与ホームパルが、賢く快適さを手に入れるために知っておくべき「お風呂リフォームの費用と相場のリアル」を解説します。

この記事を読めば、以下の点が明確になります。
・戸建て・マンション・在来工法など「パターン別の費用相場」
・見積もりの安さだけで選んで失敗しないための「見えない品質」
・2026年も継続! 賢く活用したい「最新補助金と介護保険」
・生活への影響を最小限にする「工期とスケジュールの目安」
「予算が届かない」と諦めてしまう前に。無理のない計画と補助金の活用で、心も体も温まる我が家を叶えるヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。
【結論】お風呂・浴室リフォームの費用相場はいくら?工事内容別の目安を早見表で解説
お風呂のリフォームを検討する際、もっとも気になるのが「結局いくらかかるのか?」という費用面ではないでしょうか。浴室リフォームは、現在の浴室タイプ(ユニットバスか在来工法か)や、戸建てかマンションかによって工事内容が大きく異なり、それに伴って費用も変動します。
一般的に、近年の資材・物流費の高騰などもあり、お風呂リフォームの中心価格帯は100万円~300万円程度へと推移しています。しかし、単に浴槽を交換するだけなのか、壁や床を含めて一新するのか、あるいは浴室の場所自体を移動させるのかによって、予算は数十万円から数百万円まで幅広くなるのが実情です。
まずは、ご自宅の状況に近い工事内容がどれくらいの相場感なのか、大まかな目安を把握しておきましょう。予算と要望のバランスを見極めることが、満足のいくリフォームへの第一歩です。

【戸建て】ユニットバスからユニットバスへの交換費用(同サイズ)
戸建て住宅ですでにユニットバスを使用しており、同じサイズの新しいユニットバスに入れ替える工事は、リフォームの中で最も一般的で費用も抑えやすいケースです。
費用の目安としては、80万円~150万円程度を見ておくとよいでしょう。
この工事の内訳は、「新しいユニットバスの商品代」と「解体・設置工事費」がメインとなります。費用を左右する大きな要因は、選ぶユニットバスの「グレード」です。
シンプル機能のベーシックな商品でも工事費込みで80万円台からとなるケースが多く、断熱浴槽や浴室暖房乾燥機、高級な壁パネルなどを選ぶと、150万円を超えることも珍しくありません。
また、2026年4月以降は主要メーカー(LIXILなど)によるユニットバス本体(約3%)や水栓金具(約15%)の価格改定(値上げ)が予定されています。これらは「メーカーへの発注日」を基準に適用されるため、最新の見積もり価格と発注スケジュールには注意が必要です。

まずはカタログなどで標準仕様を確認し、「どうしても譲れない機能」と「あれば嬉しい機能」を整理することをおすすめします。メーカーによってはキャンペーンでオプションがお得になる時期もあるため、リフォーム会社に相談してみましょう。
【マンション】ユニットバスの交換費用と注意点
マンションの場合も、既存のユニットバスを新しいものへ交換するリフォームが主流です。費用の目安は、戸建てと比べてややコンパクトなサイズが多いため、50万円~90万円程度が相場となります。
ただし、マンション特有の事情により費用が変動する点に注意が必要です。例えば、搬入経路(エレベーターや階段)の広さや、管理規約による工事時間の制限、共用部の養生費などが工事費に影響します。また、マンション用のユニットバスは、梁(はり)や柱に対応するための特殊な部材が必要になることがあり、その分商品代が割高になるケースもあります。

マンションリフォームの実績が豊富な会社を選ぶことが重要です。構造を熟知している業者であれば、予期せぬ追加工事のリスクを減らし、スムーズかつ適正価格での施工が期待できます。
在来工法(タイル張り)からユニットバスへのリフォーム費用
築年数の経った戸建てに多い、タイル張りの浴室(在来工法)から、断熱性や清掃性に優れたユニットバスへ変更するリフォームです。この場合の費用目安は、100万円~200万円程度となります。基礎から作り直す大掛かりな工事となるため、ユニットバス同士の交換よりも高額になる傾向があります。
費用が上がる主な理由は、強固なタイルの解体・撤去費用(および廃材処分費)と、新たな土台を作るための土間コンクリート打設といった下地調整の工事費がかさむためです。
また、古いタイル張りのお風呂は、長年の水漏れにより土台の木材が腐食しているケースも少なくありません。解体後にシロアリ被害や腐食が見つかった場合は、補修工事費用(数万円~数十万円)が追加で必要になることを想定しておく必要があります。

「冬場の寒さを解消したい」「掃除を楽にしたい」という方には、費用対効果が非常に高いリフォームです。見積もりの際は、万が一土台に腐食があった場合の補修費についても事前に確認しておくと安心です。
浴室の拡張・移動など大規模なリフォームにかかる費用
「足を伸ばして入れる広いお風呂にしたい」「洗面所ごと間取りを変えて浴室を移動させたい」といった、拡張や移動を伴う大規模なリフォームです。工事の規模によりますが、費用の目安は150万円~250万円以上となるケースが一般的です。
このリフォームでは、浴室の壁を壊して間取りを変更する大工工事に加え、給排水管や電気配線の移設工事、場合によっては基礎工事など、多岐にわたる専門工事が必要となります。特に水回りの位置を大きく動かす場合は、配管の勾配確保や排気ルートの確保など、技術的な難易度も上がります。

単なる設備の入れ替えではなく、「家全体の快適性を上げるリノベーション」という位置づけになります。費用はかかりますが、ライフスタイルの変化に合わせて動線を劇的に改善できるメリットがあります。複数のプランを提案してもらい、予算と理想のバランスをじっくり検討しましょう。

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お風呂リフォームの費用内訳と予算別で叶うプランの具体例
お風呂のリフォーム費用は、選ぶ設備のグレードだけでなく、現在の浴室の状態や工事の規模によって大きく変動します。「広告で見た金額よりも高くなった」と感じることが多いのは、目に見える「商品代」以外にも、解体や設置に関わる「工事費」が複雑に関わってくるためです。
予算内で満足のいくリフォームを実現するためには、まず費用の内訳を理解し、それぞれの予算帯で「何ができて、何ができないのか」を明確にイメージしておくことが大切です。ここでは、費用の仕組みと予算別の具体的なプラン例を解説します。無理のない予算計画を立てるための参考にしてください。

商品代だけではない!工事費や諸経費を含む費用内訳の仕組み
お風呂リフォームの見積もりを見る際、最も重要なのは「総額の内訳」を正しく理解することです。
リフォーム費用は大きく分けて、「ユニットバス本体などの商品代」「解体や設置にかかる工事費」「諸経費」の3つで構成されています。一般的に、費用の総額に対し商品代が占める割合は40%~60%程度で、残りの半分近くは工事費などが占めることになります。
工事費には、既存の浴室を解体・撤去する費用に加え、新しいお風呂に水やお湯を通す給排水管工事、照明や換気扇のための電気工事、そしてユニットバスを組み立てる設置工事などが含まれます。また、マンションであれば搬入経路の養生費、戸建ての在来工法(タイル風呂)であれば腐食した土台の補修費なども必要になるでしょう。
商品代の値引き率だけに目を奪われず、こうした「見えない工事」の費用が適正に含まれているかを確認することが、後悔しないリフォームへの第一歩です。
【予算~100万円】シンプル機能で清潔感を取り戻すベーシックプラン
「とにかく古くなったお風呂を新しくしたい」「予算はできるだけ抑えたい」という方には、100万円以内で収まるベーシックプランがおすすめです。
この価格帯では、戸建て・マンションともに既存のユニットバスから同サイズの新しいユニットバスへの交換が中心となります。機能はシンプルになりますが、最新のユニットバスは標準仕様でも水はけの良い床や節水シャワーなどが備わっており、古いお風呂に比べれば快適性は十分に向上します。
具体的には、浴槽の素材はベーシックなFRP(強化プラスチック)を選び、浴室暖房乾燥機などの高額なオプションは控え、既存の換気扇を流用するなどの工夫で費用を抑えます。壁パネルもアクセント張りを採用するなど、デザインを工夫すれば安っぽさを感じることはありません。
過剰な機能は必要なく、清潔で新しいお風呂で入浴できれば十分と考える方にとって、最もコストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。
【予算100万円~】断熱性や清掃性を高めた機能充実プラン
100万円~150万円の予算帯は、お風呂リフォームの中で最も人気のあるボリュームゾーンです。この価格帯になると、「冬場の寒さを解消したい」「毎日の掃除を楽にしたい」といった具体的な悩みを解決する機能を追加できるようになります。
単にお風呂を新しくするだけでなく、生活の質(QOL)を向上させるプラスアルファの価値を求める方におすすめです。
具体的には、お湯が冷めにくい「高断熱浴槽」や、汚れが落ちやすく見た目も美しい「人造大理石浴槽」へのグレードアップが可能です。また、冬場のヒートショック対策として「浴室暖房乾燥機」を導入したり、冷たさを感じにくい床材を選んだりと、機能面を充実させることができます。
共働きで掃除の時間を短縮したいご家庭や、高齢の家族がいるため安全性を高めたいご家庭にとって、費用と機能のバランスが取れた満足度の高いプランが実現します。

浴室暖房や清掃性の高い浴槽は、一度使うと手放せなくなる便利な機能です。数年先まで見越して「暮らしがどう変わるか」をイメージしながら、必要な機能をプラスしていくのが良いでしょう。

【予算150万円~】高級素材やデザインにこだわる癒やしの空間プラン
予算150万円以上を見込めるなら、お風呂を単なる「体を洗う場所」から「一日の疲れを癒やす特別な空間」へと変えるリフォームが可能です。
デザインや素材にとことんこだわりたい方や、浴室のサイズを広げたいといった大規模な工事を伴う要望もこの予算帯なら叶います。また、在来工法(タイル張り)からユニットバスへ変更する際、土台の腐食補修や窓の交換などを含めると、この価格帯になることが多いです。
プランの具体例としては、高級感あふれる「鋳物ホーロー浴槽」の採用や、肩湯・ジェットバスといったリラクゼーション機能の搭載、調光機能付きのライン照明による演出などが挙げられます。壁面を全面タイル調パネルにしたり、ドアを透明な全面ガラス張り(テンパードア)にして開放感を出したりと、ホテルライクな空間作りも思いのままです。
毎日使う場所だからこそ妥協せず、理想を追求したいという方には、このグレードでの検討をおすすめします。
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【2026年版】静岡県の方必見!お風呂リフォームで使える補助金・介護保険制度を徹底解説
お風呂のリフォームは決して安い買い物ではありません。しかし、国や静岡県内の自治体の補助金制度、介護保険などを賢く活用することで、工事費用の負担を数十万円単位で軽減できる可能性があります。
特に2026年は、カーボンニュートラル実現に向けた住宅の省エネ化や、高齢化社会に対応したバリアフリー化を支援する動きが引き続き活発です。
「知らなかった」で損をしないためにも、どのような工事が対象になるのか、最新の制度情報を把握しておくことが大切です。ここでは、静岡県にお住まいの方は特に必見の、お風呂リフォームで使える補助金・介護保険制度について詳しく解説していきます。

省エネ・脱炭素が鍵!「みらいエコ住宅2026事業」など国の補助金活用術
お風呂リフォームで最も利用しやすいのが、国が主導する「住宅省エネ2026キャンペーン」の一環として実施される補助金制度です。2026年度は、これまでの「子育てエコホーム支援事業」から制度が刷新され、新たに「みらいエコ住宅2026事業(脱炭素志向型住宅の導入支援事業)」としてスタートしました。
この制度の最大の魅力は、名称から「子育て」という言葉が外れた通り、リフォーム工事においては年齢や家族構成を問わず、要件を満たせば「全世帯」が対象になり得る点です。しかし、どんな工事でも対象になるわけではなく、国が定める細かい要件(省エネ基準など)をクリアしなければなりません。
お風呂リフォームにおける必須要件は、主にお湯が冷めにくい「高断熱浴槽(補助額3万円)」への交換や、お湯の無駄遣いを防ぐ「節湯水栓(補助額5千円)」の設置など、エコ設備の導入です。
しかし、ここで絶対に知っておくべき最大の注意点として「1回の申請あたりの合計補助額が5万円以上にならないと申請できない」という厳しいルールがあります。高断熱浴槽と節湯水栓を導入しただけでは合計3万5千円となり、基準に届かず補助金は「0円」となってしまいます。
この「5万円の壁」を確実に突破し補助金を受け取るためには、浴室の窓を二重窓(内窓)にして断熱性を高める工事(先進的窓リノベ2026事業との併用)や、浴室暖房乾燥機(補助額2万3千円)の設置を追加する、あるいはトイレや給湯器といった他の水回り設備の交換とセットで申請するなど、賢い組み合わせプランが不可欠です。
「冬場のヒートショック対策」と「光熱費の節約」を同時に叶えつつ、補助金も賢く受け取るためには、複雑な申請手続きを正確に行えるパートナー選びが重要です。まずは、この制度の対象になるプランかどうか、そして申請サポートまで親身に対応してくれるかどうかをリフォーム会社に確認することをおすすめします。
【参考】
みらいエコ住宅2026事業【公式】
https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/

特にお風呂以外のリフォームも検討している場合、静岡県内の自治体(静岡市や藤枝市など)によっては、独自の補助金を用意していることがあります。国の制度と併せて活用できる可能性もあるため、ぜひ地元の最新情報をチェックしてみてください。
新築・リフォーム・賃貸に関する居住支援 – 静岡市
https://www.city.shizuoka.lg.jp/s7345/s000885.html
藤枝市住宅省エネ改修推進事業(住宅の省エネリフォームに関する補助)
https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/soshiki/toshikensetsu/kenchikujutaku/gyomu/hojyo/syoene/26362.html
高齢者の安全対策に!「介護保険」を使った手すり設置・段差解消
ご家族に「要支援」または「要介護」の認定を受けている方がいる場合、介護保険制度の「居宅介護住宅改修費」を利用できます。これは、高齢者が自宅で安全に暮らせるよう、生活環境を整えるためのリフォーム費用を補助するものです。
対象となる工事は、浴室内の転倒防止用「手すりの設置」、出入り口や洗い場の「段差解消」、滑りにくい「床材への変更」、そして開き戸から引き戸や折戸への「扉の交換」などです。
支給限度額は、対象者1人につき生涯で20万円まで。現行制度ではそのうちの1割~3割(所得による)が自己負担となりますが、残りの費用(最大18万円~16万円)が給付されます。
ただし、2026年度は介護保険制度の大きな転換期となる見通しです。社会保障費の抑制を背景に、現在は原則「1割負担」(一定所得以上は2~3割)となっていますが、新たに「2割負担」となる対象範囲を拡大する(対象となる年収基準を引き下げる)制度改正の議論が進んでいます。
この改定が施行されると実質的な負担額が倍増してしまう可能性があるため、対象となるかもしれないご家庭は負担割合が増える前に、お早めに担当のケアマネージャーへ相談して計画を進めることをおすすめします。
また、静岡県内の自治体(藤枝市や掛川市など)によっては、独自の運用ルールや、高齢者の暮らしを支えるための相談窓口を設けている場合があります。
申請には専門的な知識が必要ですが、地元の制度に精通した登録事業者であれば、自治体ごとの違いを踏まえたスムーズなサポートが可能です。複雑な手続きはプロに任せ、安心してリフォームを進めることをおすすめします。
【参考】
厚生労働省:介護保険における住宅改修
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001016043.pdf
藤枝市:居宅介護(介護予防)住宅改修費
https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/soshiki/kenkofukushi/kaigofukushi/gyomu/1/11661.html
掛川市:介護保険制度における 住宅改修の手引き
https://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/fs/3/1/5/8/2/7/_/1.pdf

同じ工事でも、時期が違うだけで自己負担額が大きく変わってしまう可能性があります。損をしないためにも、今のうちに申請の手続きや工事の内容について確認しておくことが大切です。

予算終了に注意!補助金申請のタイミングと失敗しないためのポイント
補助金制度を利用する際、最も注意しなければならないのが「申請のタイミング」と「予算の上限」です。
多くの国の補助金は、通年で募集しているわけではなく、国が定めた予算枠がいっぱいになり次第、年度の途中であっても受付が終了してしまいます。特に人気のある制度は、秋口を待たずに夏頃には終了してしまうケースも過去にありました。
また、重要なポイントとして、補助金の申請手続きは原則として「登録事業者」が行う必要があります。施主自身が直接申請することはできません。そのため、見積もりを依頼する段階で、「補助金を使いたい」という意思を明確に伝え、その業者が補助金事業の登録業者であるかを確認してください。
契約後に「実は対応していなかった」「予算が終わっていた」というトラブルを避けるためにも、スケジュールに余裕を持って計画を進めることが成功の秘訣です。
お風呂リフォームの期間は?工事中の生活への影響をシミュレーション
お風呂のリフォームを計画する際、費用と同じくらい気になるのが「工事にかかる期間」ではないでしょうか。キッチンやトイレとは異なり、お風呂は一日の疲れを癒やすための重要な場所です。工事期間中は自宅のお風呂が使えなくなるため、その間の生活をどう過ごすか、事前にシミュレーションしておくことが不可欠です。
リフォームの工期は、今のお風呂が「ユニットバス」なのか「タイル張り(在来工法)」なのかによって大きく異なります。また、マンションか戸建てかによっても左右されます。
「意外と長くかかって困った」とならないよう、工事内容ごとの標準的な日数と、工事中の生活への影響について具体的に解説します。家族全員がストレスなく過ごせるよう、スケジュールの目安を把握しておきましょう。

【目安は3日~4日】ユニットバス交換の標準的なスケジュール
現在すでにユニットバスをお使いで、新しいユニットバスへ交換する場合、工期は比較的短く済みます。
一般的な工期の目安は、余裕を持って3日~4日程度を見ておくとよいでしょう。
工事の流れとしては、初日に既存の浴室を解体・撤去し、2日目に給排水や電気の配線工事、および新しいユニットバスの搬入・組み立てを行います。3日目にドア枠の取り付けや内装工事を行い、最後に試運転をして完了というのが一般的です。
「たった1日で完了」という広告を見かけることもありますが、これはあくまで本体の組み立てだけの時間を指している場合が多く、解体から使えるようになるまでは最低でも2~3日は必要です。
コーキング(防水材)の乾燥時間や、配管接続の確認作業を十分に確保することは、施工後の水漏れを防ぐために不可欠な工程です。スケジュールの短さだけで判断せず、適切な工事期間を設けているかどうかも確認しましょう。
【約1週間~】タイル風呂からの変更は「土間打ち」で期間が延びる
昔ながらのタイル張りのお風呂(在来工法)からユニットバスへリフォームする場合は、ユニットバス交換に比べて工事期間が長くなります。目安としては、最低でも5日、長ければ1週間~10日程度かかると考えてください。
工期が長くなる最大の理由は、ユニットバスを設置するための土台作りが必要だからです。
タイル張りの浴室を解体した後、地面にコンクリートを流し込んで平らな土台を作る「土間打ち(どまうち)」という工程が発生します。このコンクリートが完全に乾くまでの期間(養生期間)は、上での作業ができず工事がストップしているように見えるかもしれませんが、強固な土台を作るために欠かせない時間です。
また、解体してみたら土台の木材が腐っていた、シロアリ被害があった、というケースも在来工法では珍しくありません。その場合は補修工事が必要となり、さらに数日工期が延びることになります。

工事期間中の入浴はどうする?銭湯やレンタルシャワーの活用
リフォーム工事が始まると、当然ながら自宅のお風呂は一切使えなくなります。
「工事が終わったその日から入れる」と思っている方も多いですが、コーキング材(防水のための充填剤)が乾くのを待つ必要があるため、引き渡しは完了の翌日になるケースも一般的です。そのため、工期+1日分は、代わりの入浴手段を確保しておく必要があります。
最も一般的なのは近所の銭湯や日帰り温泉の利用ですが、毎日通うのが大変な場合は、近くに住む親戚や友人の家にお願いする、あるいはスポーツジムの会員になってシャワーを利用するという手もあります。
また、最近では工事期間中に庭や駐車場に設置できる「仮設シャワー」や「レンタルバス」を用意してくれるリフォーム会社も存在します。
高齢の方や小さなお子様がいて外出が難しい場合は、こうしたサービスの有無も業者選びのポイントになるでしょう。工事期間中の生活リズムを家族で話し合い、無理のない計画を立てておくことが大切です。

お風呂に入れないストレスは意外と大きいものです。特に小さなお子様やご高齢の方がいらっしゃる場合は、仮設シャワーなどのサポート体制が整っているかどうかを、業者選びの基準の一つにしてみてはいかがでしょうか。
見積もりの「安さ」だけで決めていませんか?プロが大切にする「見えない品質」
複数社から見積もりを取ると、同じような商品を選んでいるはずなのに、金額に大きな差が出ることがあります。「安い方が良いに決まっている」と考えがちですが、実はその価格差、リフォーム工事の「見えない部分」の品質に直結しているかもしれません。
お風呂リフォームにおいて、新しい浴槽や壁パネルの美しさは当然の成果です。しかし、私たちが本当に大切にしているのは、完成してしまえば隠れてしまう壁の裏側や床下の施工品質です。見えない部分にこそ、住まいの寿命を延ばし、ご家族の安全を守るための重要な工程が詰まっています。
金額の安さだけで業者を選んでしまい、数年後に「水漏れが再発した」「思ったより寒さが変わらない」と後悔しないために、プロがこだわっているポイントをご紹介します。

ヒートショックから家族を守る!浴室全体を包み込む「断熱施工」
「ユニットバスにすれば温かくなる」と思われがちですが、実はユニットバスの製品性能だけで寒さが完全に解消されるわけではありません。特に築年数の経った戸建て住宅では、浴室の壁裏や床下に断熱材が入っていないことが多く、外気がダイレクトに伝わってきます。
プロの施工では、単にユニットバスを組み立てるだけでなく、その周囲を囲む基礎部分や壁裏にしっかりと断熱処理を施すことにこだわります。隙間なく断熱材を充填し、気密性を高めることで初めて、ユニットバスの保温性能が最大限に発揮されるのです。
このひと手間を惜しむと、せっかくの新しいお風呂もお湯が冷めやすく、冬場のヒートショックのリスクも残ったままになりかねません。見積書に「断熱工事」の項目が含まれているか、どのような施工を行うのかをしっかり確認することが大切です。
解体して初めて分かる不具合。「土台・柱の腐食」への誠実な対応
在来工法(タイル張り)のお風呂を解体した際、高い確率で遭遇するのが、長年の水漏れや湿気による土台・柱の腐食です。特に、入り口のドア枠周辺や洗い場の隅などは、シロアリの被害を受けやすい箇所でもあります。
ここで問われるのが、施工業者の誠実さです。悪質な業者の場合、工期やコストを優先して、腐食した木材を見て見ぬふりをして、そのまま新しいユニットバスを被せてしまうことがあります。これでは、家の耐久性は低下する一方です。
信頼できる業者は、解体後に必ず腐食の有無を確認し、問題があればお客様に報告した上で、腐食部分を交換・補強する工事を提案します。追加費用は発生するかもしれませんが、その時に対処しなければ、将来的に大規模な改修が必要になるリスクがあります。「見えないからこそ、正直に直す」。これが長く住める家づくりの基本です。

見落としがちな「給排水・給湯設備」との連携
お風呂をリフォームする際、意外と見落とされがちなのが「給排水管」や「給湯設備」との連携です。
30年以上前の住宅では、給水管に鉄管が使われていることが多く、内部が錆びて赤水が出たり、継ぎ目が劣化して水漏れを起こしやすくなっていたりします。また、排水管も長年の汚れで詰まり気味になっていることがあります。
リフォームは、浴槽や壁を新しくするだけでなく、床下の「水・お湯・ガス」の通り道を点検できる貴重な機会でもあります。
表面の設備だけを新品にしても、床下の配管が古いままだったり、給湯器とのバランスが悪かったりすると、数年後にトラブルが発生し、せっかくの新しいお風呂をまた解体しなければならない…という事態にもなりかねません。
費用の安さだけでなく、こうした「家全体の設備機器とのバランス」まで考慮してプランニングしてくれるかどうかも、業者選びのひとつの視点です。見積もりの際は、浴室単体だけでなく、給湯設備や配管を含めたトータルな診断ができているかを確認してみましょう。

将来的に配管工事だけを行うと、再度解体・復旧の費用がかかり割高になってしまいます。一度で済ませてしまったほうがトータルコストを抑えられますので、見積もり時に合わせて相談してみるのが良いでしょう。
まとめ:予算もこだわりも諦めない。「心休まるお風呂」を叶えるリフォームを
本記事では、お風呂リフォームの費用相場や工事内容別の目安、そして賢く費用を抑えるための補助金活用について解説しました。後悔のないリフォームには、単に新しいユニットバスを入れるだけでなく、見えない配管や土台の補修、ヒートショックを防ぐ断熱施工、そして何より無理のない資金計画との両立が重要です。
しかし、一般的なリフォーム会社では「表面的な設備の交換」しか提案されず、解体して初めて分かる「腐食トラブル」に追加費用が発生したり、補助金の申請漏れが起きたりすることも少なくありません。「安さ」だけを優先して、将来的な安心や快適さを犠牲にしてしまうのは、長く住む家だからこそ避けたいものです。
私たち鈴与ホームパルは、静岡県西部(浜松市・掛川市・藤枝市)、中部(静岡市)、東部(沼津市)エリアをはじめ、鈴与グループの総合力を活かして、エネルギーや水回りまで含めたトータル提案を行うリフォーム会社です。
工事を完了させることをゴールにせず、お客様のこれからの暮らしに寄り添うスタッフの人柄と提案力こそが強みであり、他社では見落としがちな給湯器との連携や断熱対策まで含めた、納得感のあるプランニングが可能です。
特に、掃除の手間を減らしたい共働き世代から、将来の介護や安全性を見据えたリフォームを検討中の世代まで。冬場も温かい高断熱浴槽や、またぎやすい浴槽への変更など、長期的な視点で「今」快適を手に入れるプランをご提案しています。

「どこに頼めばいいかわからない」「予算内で一番快適にしたい」という方は、ぜひ一度、鈴与ホームパルにご相談ください。
| 【この記事の監修者】 鈴与ホームパル株式会社 営業部 担当部長 伊奈野 壯 |
